テーマは「晩春の手賀沼で入れパク」。水深約60cmのポイントを竿18尺両グルテンの底釣りで始め、すぐに入れパクへと持ち込んだ吉田。一方、吉田の忠告を無視して始めた並びの記者は……。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
老眼の気配?
5月14日(木)、手賀沼南岸の手賀大橋東側に入釣した吉田。水深は60cmほどしかないのに継いだ竿は何と18尺。ドボンならまだしも、このタチをバランスで狙うと言う。エサは両グル。
5時30分にエサ打ち開始。タナは上バリトントンよりも若干浅め。宙のエサ落ち目盛がトップ3節出しで、振り切りで打つと先端1節出しで静止するタナだ。
それにしても吉田のウキは1節の幅が広いね。
「そうなんです。自作の野釣り用なんですが、見やすいように1節分の幅を広めにとってあります。また黒帯も広めなので、通常の節幅なら5~6節出し程度ですね」
老眼が始まった(提供:週刊へらニュース編集部・関口)まさか目が悪くなったの?
「そのまさかですよ。とくに近くが見えにくくなりました」
それって老眼ってヤツだろ(笑)。
そんなことを話している矢先、ポツポツと雨が落ちてきた。フッと見上げると空が真っ黒に。
レギュラーサイズがヒット
晴れ予報だったのでパラソルを持ってきていない我々取材班。ヤッケのフードをかぶって、何とか急場をしのぎながら竿を振る。すると早くも吉田の竿が満月に。こっちはまだ底ダテも終わっていないと言うのに……。時刻は5時48分。
「レギュラーですね」
ちなみにこの時期の手賀沼レギュラーは尺~尺1寸。春の乗っ込み時だとあと1寸伸びるが、今の時期はこの程度だと吉田は話す。
「でもこのサイズでも引くでしょ」
通り雨のなか絞る(提供:週刊へらニュース編集部・関口)確かにサイズのわりに引きが強く、また水深が浅いためかまれにコイのエラ洗いのごとくジャンプして暴れまくる魚も見受けられる。
「だからハリスは太めじゃないとヤバいんですよー」
なお吉田は0.8号を使用し、道糸は1.2号だそうだ。
なぜ道糸が2号とかじゃないの?普通ならハリスの2倍以上の太さが相場じゃない。
「そのほうが安心感は増しますが、水深が浅いので太過ぎると道糸を沈めるのに苦労させられるんです。根掛かりの心配もあまりないので、できれば道糸は細いほうが何かと有利なんです」
コイとかこないの?
「めったにこないですね。まれにレンギョがスレてきたりしますが」
そういう時はどうするの?
「大型外道の引きはすぐに判別できますから、その場合は竿を素早く後ろに滑らせて道糸をつかんでハリスを切っちゃいます。一気に走られたらどうしようもないですけどね」
開始直後から絶好調
真っ黒な雲が通り過ぎて青空が見えはじめたのが6時20分過ぎ。このころになると早くも入れパクモードへと変貌していた吉田。型は相変わらずレギュラーが中心だが、なかには尺2寸級も交じっていた。
ホント入れパクだね。オレのほうはたまにアタる程度なのに……。
ちなみに水深60cmで18尺竿を振る勇気がなかった記者は14尺。ハリも道糸も吉田よりも大きめだが、エサだけは吉田の完全コピーだった。
黒い雲が抜けた(提供:週刊へらニュース編集部・関口)「関口さん、だから言ったじゃないですか!竿の長さですよ。ここでは長い竿を振るほどアタリが続きやすいんです」
釣技レベルがそもそも記者と吉田では雲泥の差があるので同じ物差しで計れないが、それでもこれほどアタリ数が違うとさすがに凹む記者。
わかったよ。オレも18尺を出すよ。ただバランスはしんどいからドボンでやらせてもらうよ。
「それはやめておいたほうが……」
吉田の忠告を無視して外通しをやり始めた記者に待っていたものは果たして。
次回も「晩春の手賀沼で入れパク」です。
手賀沼
入釣料¥500(現場徴収)。釣り台・ウェーダー必携。



