大阪を中心に活躍中の人気アイドルグループ、NMB48のチームNキャプテンである平山真衣さん。今年から釣りを始めたということで密着取材を敢行したのだが、釣り公園のサビキ釣りでアジを連釣。半日の釣りだったが、その上達速度は舌を巻くほどだった。今回はその第2弾として、管理釣り場でのニジマス釣り挑戦の様子をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版編集部・長谷川与之)

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NMB48平山真衣さんがニジマス釣りに挑戦
2月1日、昼から訪れたのは兵庫県・猪名川町にある北田原マス釣り場だ。ここは数年前に諸々の事情で閉鎖されたのだが、同釣り場の常連だった現オーナーである日夏昌彦さんがリニューアルオープンさせることとなり、昨年11月に満を持して再始動となった釣り場だ。
全長は400mと広大で、それぞれの区画でルアー&フライフィッシングを楽しめる。また受付右側にある小区画は、グループやファミリー向けの貸切エリア。ここはエサでもルアーでも、気の合った仲間同士や家族でのんびり楽しめるエリアで、今回はこの貸切エリアでニジマスを狙うこととなった。
北田原マス釣り場
ここ北田原マス釣り場の特徴として、放流されるニジマスのアベレージサイズがとにかくデカいことが挙げられる。
普通の管理釣り場のニジマスの平均は25cm前後なのだが、ここは30cm前後がアベレージサイズなのに加え、40cmクラスも多く放流されている。
魚種はニジマスが中心だが、ロックトラウト、アルビノ、サクラマスなども交じっているようだ。

ルアーとエサの二刀流で狙う
当日平山さんが現地に到着したのは、午後1時前。早速受付を済ませてルール説明を受けた後、指定された5番の貸切エリアへと向かう。作戦としては、まずはルアーで釣った後、ルアーに反応しなくなったニジマスをエサで狙っていこうというもの。
ルアー用に用意したタックルは、テイルウォークのシルバーナラゴ59Bottomにスピニングリールのスピーキー2000HGXの組み合わせ。ラインはエステル0.3号にフロロ0.8号のリーダーを結束したものだ。
ルアーはスプーンでもいいが、ビギナーに最も使いやすいのはクランクベイト。水深が浅いのでフローティングタイプをメインに用意した。
まずキャストの練習から
やがてスタッフが台車で巨大なバケツを運んできて、中を見るとひしめく大きなニジマスに平山さんはびっくり。ドバドバッと放流されると、一斉に流れに散っていった。

早速実釣……といきたいところだが、ルアーであればキャストは必須。まずはキャスト練習からだ。前半のサビキ釣りでも学習能力の高さを見せた平山さん、ここでもあっという間にキャスト技術を習得。コントロールはおぼつかないが、すぐに対岸まで届くぐらいの飛距離が出せるようになった。

いきなり40cm良型ニジマス手中!
ロッドティップがブレないようにリトリーブするように教えると、これまたその通りに実践する平山さん。こうなるとヒットは時間の問題だと思っていると、赤いクランクベイトの後ろに大きな魚影。
体をくねらせて何度もバイトしてくるその姿に、「追ってる!追ってる!」と、平山さんは大興奮。浅いのでチェイスも丸見えだ。
そしてあっという間にヒット。そして次の瞬間に派手にジャンプ。同時にドラグ音が高らかに鳴り響き、スピニングリールのスプールからラインが勢いよく飛び出していく。
「糸を緩めないように」とアドバイスすると、さっとロッドを下に向けてリールを巻き続けるあたりは、ビギナーとは思えない動作だ。

そして無事ネットイン。キャッチしたのは40cmクラスのニジマス。いきなりの大物に、平山さんは「でかっ!」と大興奮だ。

高活性続き次々ヒット
ニジマスたちの活性は落ちず、続けてのキャストでも30cmクラスがヒット。2匹目となるとファイトもスムーズ。こちらもしっかりキャッチとなった。狭い水域で浅場となれば、スレるのも早いはずなのだが、この日のニジマスはなぜか高活性が続いている。

反応が悪くなればルアーチェンジ
その後さらに30cm級を追加。キャストも驚くほどスムーズにできるようになり、ルアーをチェイスする魚の反応を観察する余裕も出てきた。同じルアーを使い続ければ反応が鈍くなるのが、エリアトラウトの常。
ここでルアーチェンジを提案。用意したクランクベイトの中からニョロ系クランクを選んで付け替えると、再び反応が良くなった。もう1匹30cm級を追加した後、事件が起こった。
50cm級のデカニジマスがヒット!
対岸近くから引いてきたルアーの下から、突き上げるようにバイトしてきたのは、それまでとは違う明らかにデカいニジマス。40cmどころではない、横で見ていても50cmに絡むと確信できるほどのサイズだ。

グリングリンと水中でのたうち、一気に下流へ走る。最初の首振りはしのいだ平山さんだが、2度目の首振りでルアーが弾け飛んでしまった……。
「今の大きかったですよね?」と呆然とした表情で聞くが、「はい…….。」としか答えられない記者。まさかあんなビッグサイズが放流されているとは……。
まさかのサクラマスも手中
悔しいバラシはあったが、まだまだニジマスは高活性。続けてのヒットは、またもや大物だった。だが水中で暴れる姿は、どうもそれまでのニジマスとは様子が違う。やけに白っぽいのだ。
ドラグを鳴らして走り回り激しい抵抗を見せたが、無事ネットイン。その姿はやはり明らかにニジマスとは異なっている。特有のレッドバンドがないのだ。
後で分かったことだが、これはサクラマス。ニジマスに交じって放流されているらしいが、思わぬレア大物との出会いとなった。
