友人2人が釣りをしたいと言ってきた。2人は何度か釣りはしたことがあるが、自称スーパー初心者。スーパー初心者向けの釣りとしては、アタリが出やすく釣りやすい釣り物が最適だ。そこで昨年のこの時期に良い思いをしたイカダでのサビキ釣りに行くことにした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・永井航)
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泳がせにもヒットを期待
アジングでお土産も釣れたので、泳がせの餌を替えて昼休憩。ここまで音沙汰なしの泳がせ釣りは胴突きと半遊動の2本体制。
ドラグはズルズルで、念のためリーシュコードをつけて基本置き竿。時々餌替えと投入点を変えるだけの掛かればラッキーレベルだ。
釣果情報では泳がせも連日のようにヒラメを筆頭にコチ、ハモ、青物、タチウオなどが釣れていたがヒット率は不明だ。
お昼休憩の後に釣り再開
お昼は貸し切りイカダという条件を存分に生かしてワイワイ喋りながらお湯を沸かしてカップ麺。真冬ほどではないが、風もあり少し冷えた体に熱々のカップ麺が染みる。
カップ麺を食べ終え、アジング再開と思ったところで泳がせにアタリ!一瞬ドラグが鳴り、すぐにストップ。リーシュコードだけ外し様子見。
シーバスなどが居食いしてるだけで急ダッシュも十分にあり得るので、弛んだ糸を見つつ少しドラグを締め込み、合わせのタイミングを計る。まさに緊張の一瞬。
泳がせ仕掛けにハモがヒット
それから1分ほど待つが、まるで餌だけ抜き取ったかのように走らない。気の早いスーパー初心者は、合わせてもないのに早くもタモ係と動画撮影係に分かれてスタンバイ中。
そこからもう30秒ほど待ったところで、私が根負けし、そろーっと聞いてみると反応があるのですかさず合わせてヒット!
暴れる感覚は伝わるも重量感はない。合わせるまではコチだと思っていたが、下に引き込むような引きをしてくるので長物のようだ。そのまま巻き上げるとハモ浮上!タモ入れもすんなり行きキャッチ成功。

噛まれないように気をつけながら針を外し、ストリンガーで活かして完了!

脈釣りでヘダイヒット
アジも大漁のなか、ハモも捌く手間を考え少し気が重くなっていたが、それでも釣りを辞めないのが釣り人の性。
持ち込んだ少量のオキアミを付けエサにした垂らし釣りに転向。タックルはアジングタックルを流用。チヌ針にガン玉だけつけてスルスルとボトム付近まで。すぐに反応がありヘダイをゲット!

立て続けに3匹釣れたがいずれも20cm程度。3匹目は針を飲まれ気味だったので持ち帰り。他はリリース。釣果充分と判断し、ここで納竿とした。
事件発生!?
片付けも概ね終わり、ハモを締めてと思ったらスーパー初心者から「ハモいない!!」の声が。まさかぁ〜と思い覗くと確かにいない。私はバネ式のストリンガーしか使わないのだが、筏を固定するロープにストリンガーが巻き付いていたのでハモが暴れて変な方向に力が掛かったのかもしれない。確かによく暴れるなぁとは思っていたが、、、
ハモが脱走
落胆しつつ辺りをまだ泳いでいないか探すスーパー初心者を尻目に手間を考えて少しホッとしたのはここだけの話。早上がりの注文にも嫌な顔せずニコニコ迎えにきてくれる海香さんのスタッフの案内で無事帰港。1日釣果充分かつ気持ちよく釣りができたお礼を言い帰宅。
今回の釣行は大漁
帰宅後は分担し魚を調理。アジはなめろうとアジフライに。ヘダイはシンプルに塩焼きでいただいた。いずれも文句なしの美味。スーパー初心者も釣果も食味も大満足の結果となった。
アジに関しては今回、大きめのアジを中心に30匹ほどだけ持ち帰り。 総釣果を数えていないが片手間でデイアジングをやっていた私が15匹を数えたくらいだ。昼寝したりまったり昼食をゆったり食べたりしていてもサビキをしていた2人は70〜80匹ずつは余裕で釣っていただろう。
大漁釣果に恵まれ、アテンドした側としては最高の結果だった。海香さんではチヌなどの釣果はもちろん、大型ヒラメなどの釣果も出ており、初心者から上級者まで誰でも楽しみやすい釣り場だ。

<永井航/TSURINEWSライター>