友人2人が釣りをしたいと言ってきた。2人は何度か釣りはしたことがあるが、自称スーパー初心者。スーパー初心者向けの釣りとしては、アタリが出やすく釣りやすい釣り物が最適だ。そこで昨年のこの時期に良い思いをしたイカダでのサビキ釣りに行くことにした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・永井航)
三重のイカダでサビキ釣り
昨年もお邪魔した海香さんで11月9日に釣行した。釣り人側のマナーがあってこそだが、鳥羽市にある海香さんは何せ親切。無論しっかり釣れるが、もし多少釣れなかったとしても、これだけで行くには充分な理由になる。
当日はスーパー初心者の2人にはサビキ釣りでアジを釣ってもらい、私はそのアジを餌にした泳がせ釣りとアジングの予定。
餌はアミコマセとアジ向けの配合餌。個人的にはサビキ釣りの場合、配合餌はカサ増しにはなるが釣果にはほぼ影響はないと考えている。
しかし今回はスーパー初心者に混ぜてもらうことで、私が2人のタックルを準備する時間稼ぎと「コレを使う人はあんまりいねーけど、これを入れねーと始まんねーんだよな」と高らかに言うことで、まるでこだわりの特効餌を用意してきたゾ、という雰囲気を醸す効果がある。
釣り開始
準備ができたら、釣り方を簡単に教えて釣りを開始!2投目には早速匂いに釣られて魚が集まり始めたようでヒット!2人ともあっという間にボウズ逃れでまずは一安心だ。
私もセットし終えた泳がせタックルに、早速アジをつけて泳がせ開始。アジはサイズが10〜20cm程度と様々なサイズが乱舞状態。群れが完全に寄り鈴なりで釣り上がる。
昨年、楽しすぎてついつい魚を沢山持ち帰り、下処理で泣きそうな思いをした。(無論食味は最高なのだが。)
そのため今回は1食分+αくらいの匹数に留めるつもりで、小型のは餌用以外はどんどんリリース。
ちなみに前半戦で最大の盛り上がりを見せたのはフグの釣果。釣り人ならついつい「チッ、フグかよ」と悪態をつくものだが、スーパー初心者には怒って膨らんだフグが珍しかったようだ。
アラサーという言葉がチラつき始めた大人2人が小さなフグを凝視する光景の方が私には新鮮。つい写真を撮ってしまった。
アジングは良型主体
スーパー初心者達の釣果も高位安定したので、私もアジングを開始。0.6gでスタートするも潮が思いの外早く、なかなか底取りができない。
仕方なく1.0gでやると、なんとか流されるも釣りは出来そう。ボトム近辺で誘いを入れてからフォールを繰り返すとすぐにヒット!時々10cmちょっとのアジも釣れるが、ワームに反応するのは17〜20cmクラスが主体といったところ。
このサイズが集まればフライはもちろんのこと、少々の手間と引き換えになめろうも作れるのでお土産にバッチリだ。