激レア「堤防カワハギ釣り専用ロッド」を展開する『Tsulino』に理由を聞いてみた

激レア「堤防カワハギ釣り専用ロッド」を展開する『Tsulino』に理由を聞いてみた

船釣りのイメージが強いカワハギだが、狙い方によっては堤防やサーフといったおかっぱりからでも「ちょい投げ・落とし込み」で釣ることができる。釣行後には美味しいカワハギ料理を楽しめるのも魅力だ。今回は釣り業界で唯一、堤防からのカワハギ釣り専用ロッドを展開している「Tsulino」について釣り具店スタッフ神谷昌太さんにインタビューを実施した。

堤防カワハギ釣り特集ページでもっと読む

(アイキャッチ画像提供:株式会社イシグロ)

アバター画像 TSURINEWS編集部

堤防釣り 海釣り

Tsulinoってどんなブランド?

Tsulino(ツリノ)は、中部地方を中心に釣り具店を展開する「釣具のイシグロ(株式会社イシグロ)」のプライベートブランドだ。海川問わず幅広い釣り物のアイテムを展開しており、高性能なのに手に取りやすい価格帯のものが多い。

その中でも今回は、業界唯一の堤防カワハギ釣り専用2ピースロッド「CHILLAX 堤防KAWAHAGIシリーズ」にスポットを当てつつ、船カワハギロッドや他釣り物のロッド流用、初心者が最初の1匹を釣るために必要なことなどについて同社愛知フィッシングアドバイザー神谷昌太さんに話を伺った。

激レア「堤防カワハギ釣り専用ロッド」を展開する『Tsulino』に理由を聞いてみた取材に応じてくださった株式会社イシグロの神谷さん(提供:株式会社イシグロ)

堤防カワハギロッド発売背景

最初に釣り業界で唯一となる堤防カワハギ専用ロッド「CHILLAX 堤防KAWAHAGI 180攻め調子」、「CHILLAX 堤防KAWAHAGI 210乗せ調子」の発売背景や使い分けについて伺った。

激レア「堤防カワハギ釣り専用ロッド」を展開する『Tsulino』に理由を聞いてみたCHILLAX 堤防KAWAHAGIシリーズ(提供:株式会社イシグロ)

堤防KAWAHAGI発売の理由

弊社の本社が静岡にあるのですが、そのお膝元である浜名湖では昔から堤防でカワハギが釣れていました。しかし、堤防からカワハギを釣ることに特化したモデルがなかったため、そこにスポットを当てたロッドを作ろうというところから開発し、発売しました。

船カワハギロッドとの違い

船カワハギだと使用する錘が重く、静岡近辺であれば30号をよく使用します。対して、堤防カワハギだと使用する錘は1~10号程度なため、船カワハギロッドだと硬過ぎてしまいます。CHILLAX堤防KAWAHAGIは1~10号という軽い錘でも、しっかりと曲がり込んで、なおかつアタリが取りやすい設計にしています。

モデル別使い分け

基本的にはどちらのモデルも落とし込みを想定しています。「CHILLAX 堤防KAWAHAGI 210乗せ調子」の方は、竿先がオレンジ色になっており、目感度に優れています。そのため、小さなアタリでも合わせやすいです。

激レア「堤防カワハギ釣り専用ロッド」を展開する『Tsulino』に理由を聞いてみた竿先がオレンジ色で視認性抜群(提供:株式会社イシグロ)

仕掛けを投入し、落としてみてすぐにエサを取られるようであれば、エサを浮かせて積極的に誘う必要があります。そんな時は「CHILLAX 堤防KAWAHAGI 180攻め調子」が活躍しますね。

他ロッドの流用は可能?

堤防カワハギ釣りの経験が豊富な神谷さんにCHILLAX堤防KAWAHAGI以外の質問もぶつけてみた。

他のロッドを流用することは可能?

可能です。5号程度の錘が背負えて、180~200cm程度の長さがある竿であれば流用ができると思います。市販のちょい投げロッドで問題ないです。ロッドの硬さとしては、M・MLクラスであればしっかりと乗せることができますね。

船用のカワハギロッドは?

船のカワハギロッドもできないことはないです。ただ、どうしても竿が硬いのでアタリがとにかく分かりにくいです。特に1号~3号の錘を使用する場合は厳しいと思います。水深が10m以上あるような堤防であれば、比較的重めの錘(15-20号程度)を使うような場面もあるはずですので、そんな時は船用のカワハギロッドも活躍するのではないでしょうか。

初心者が1匹釣るために何が重要?

カワハギ釣りは感度が重要です。そのため、手で感じられるような感度の良い仕掛けの準備は必須になります。Tsulinoとハヤブサが共同で作った、「カワハギ仕掛け直結式」であれば、カワハギが吸い込みやすい設計の針を採用しているため、アタリはとりやすいと思います。針もフッ素加工してあるので刺さりが抜群に良いです。

激レア「堤防カワハギ釣り専用ロッド」を展開する『Tsulino』に理由を聞いてみた「カワハギ仕掛け直結式」(提供:株式会社イシグロ)

エサの取り換えも重要です。アタリがなくなったなと感じたら、即座に仕掛けを上げてエサを付け替えた方が良いです。カワハギは小さなアタリも多いため、違和感があったらすぐ合わせてみるのも釣果への近道だと思います。

基本的にはアサリを使う方が多いですが、エサ取りが少ない時や本命のアタリが多い時は虫エサもお忘れなく!特にGOLDといってオレンジ色のイソメが集魚力抜群です。

カワハギを寄せる集魚用のエサは各メーカー出ていますが、イシグロでは下カゴ式に集魚用のエサ「MAGIC EXTRA MINCE 粗びきタイプ」をおすすめしています。

堤防カワハギ釣り特集ページでもっと読む

<TSURINEWS編集部・河野>