秋も深まり、エリアトラウトシーズンが本格化してきた。それに合わせて有給休暇を取っていたのだが、生憎の雨予報。それでもせっかくの休みだからとレインウェアを用意して長野県の平谷湖フィッシングスポットに出かけてきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)
パペットサーフェスで大物手中
「こうなったら意地でもパペットサーフェスで釣ってやる」とさらにがんばっていると、見えていた大きなマスがゆっくりと浮上してパペットサーフェスをくわえこんだ。魚が下を向いたところでフッキング。合わせはばっちり。丁寧にやり取りをしてようやく大型をキャッチ!
Xスティックでも大型キャッチ
お次は大型に実績のあるXスティック。何度かルアーの後ろに魚がつきますが、なかなか食ってくれない。しばらく粘っていると、ようやく大型がXスティックをくわえた。魚が食うところを見て掛けているのでドキドキだ。ところが足元まで寄せてきてランディングネットを手にしたところでバラシ。ショック。
しかし、さらにXスティックでがんばっているとヒット!今度は見えていないところでゆっくりと魚の重みが乗るいいアタリ。「しっかりと掛かっているはず」と慎重にやり取りをする。
この魚がめちゃくちゃ元気いっぱいに走り回り、ドラグが悲鳴を上げ続ける。ランディングした魚はひれピンで肌つやのいい美しいレインボー。「やったぜ!」
しばらくしてまた大型がヒット!魚が反転する前に掛けてしまったのでちょっと嫌な予感がする。するとその予感が当たってしまい、ランディング直前にばれてしまった。
少し場を休ませてから大物追加
「少しポイントを休めよう」とトーナメントエリアで竿を出す。エキスパートエリアとは違って魚の反応が多く、こちらはトップでイージーな釣りができる。ただし魚は小型ばかりだ。
「そろそろいいかな」とエキスパートエリアに戻って再び大型狙い。がんばっていると大きなアルビノがXスティックの後ろにつき素直に食ってきた!
いい感じに魚が反転するタイミングで合わせることに成功。この魚も良く引く。こいつはばらしたくない。そして無事ランディングネットに収まったのはひれピンのアルビノ。この1匹で大物狙いは満足。
ペレットルアーを使うコツ
最後はエンジョイエリアに戻って数釣り。エキスパートエリアで難しい釣りをした後なので、イージーに釣れるペレットルアーのマジックジャークで連発を楽しんだ。
平谷湖のようなペレットを巻いている釣り場では非常に有効なペレットルアーだが、使い方にはコツがある。
一番ヒット率が高いのは着水直後、1匹でも着水音に反応してダッシュする魚がいれば、周りの魚も我先にとスイッチが入る。そこで食ってくれればいいのだが、直前で見切られることも多い。見切られたときにそのまま放置してもまず食ってくることはない。
そこで強めのジャークを入れると、あら不思議、猛スピードで逃げるペレットを逃がすまいと再びマスたちにスイッチが入るのだ。なぜかはわからないが、一度食おうかなと思ったものが逃げるとついつい追ってしまう魚の性なのだろう。
最終釣果
カウンターの数字を見て「200で終わろう」と思っていたが、ライントラブルが起きて続ける気がなくなったので少し早めに終了。最終釣果は194匹。エキスパートエリアで大物狙いをしていた時間が長かった割にはたくさん釣れてくれた。
大型を狙うコツ
平谷湖フィッシングスポットで大型を狙うコツはいくつかある。大前提はエキスパートエリアで釣ること。そして季節を問わず有効なルアーはスティックだ。ゆっくりと巻いてくるだけで釣れてくれる。
浅いタナに魚がたくさん見えていればパペットサーフェスが強い。着水したらしばらく待ち、出なければ30cmほど水面直下を泳がせてアピール。魚が出るのはルアーが止まっているときが圧倒的に多い。小型なら即合わせ。大型はワンテンポ合わせを遅らせるといい。魚がボトム付近で反応してくれるなら
ちびダートランやダートマジックがはまることもある。でも一番大事なのはあたりが出ないからといってすぐに諦めず粘ること。思い出に残る1匹を目指そう!
<杉本敏隆/TSURINEWSライター>
平谷湖フィッシングスポット