暑い夏も過ぎ、快適な秋になると水温も下降し始め、魚も冬に向けて栄養を蓄積し始めます。釣りシーズンのピークが到来し、冬の低水温でエサが乏しくなる前に魚が太ろうとする秋です。青物狙いが好きな私は、この時期を毎年楽しみにしています。短時間で必要数を釣れる時期であり、型の良い魚が混じる可能性もあるため、秋のジギングは非常に面白いです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)
早々にハマチをキャッチ
ひとり気ままなボート釣り。5時半に出航し、1時間走って明石沖のポイントに到着。120gのピンクシルバーの小さめのジグでスタートすると、ひと流し目でゆっくりとしたフォールにアタリがありました。
おはようハマチ君、レギュラーサイズ(45〜47cm)です。ボートを潮上に戻し、ふた流し目、そして3回目の流しでも同サイズが好調に釣れ、5〜7匹釣った時点で「今日は早上がりできそうだな」と思っていました。
想定外の86cmブリ登場
そして、4回目の潮上から30m-20mへの同じカケアガリでアタリがあり、アワセた瞬間、強烈に走り出しました。
ドラグを締めても、150HGのリールではパワー不足で、フルドラグでも走られます。根の少ない場所だったので根ズレの心配はありませんでしたが、船底にこすれると危険なので、サオを持ちながら操船して船位を保ちます。
水深の倍以上ラインが出たところで、やっと落ち着き始めました。ここから少しずつ距離を縮めるのに力いっぱいでしたが、ロッドはすでにバッドからグンニャリ。リーダーが見え、魚体が見えた時は、ばらさずにここまで来たとホッとし、玉網に収めた瞬間は安堵しました。
86cm、6.5kgのブリ。よく太っており、嬉しさもひとしおですが、このタックルでよく釣り上げられたと感慨深いものです。
しかし、疲労困憊で体力は限界でした。その後も懲りずにハマチを3匹追加し、予定数の7匹を達成しました。まだ釣れる雰囲気でしたが、これで十分です。「ドヤ顔」で満足しながら帰港しました。
釣行を振り返って
同じブリサイズでもスリムなものもいますが、今回はおデブな個体でした。腹回りの肉厚さは立派で、6.5kgの重量を実感できました。晩ご飯の寿司ネタには不足なく、お腹いっぱいに食べることができました。
ハマチも脂がのってきており、ブリとともに違うおいしさを楽しめ、秋の美味しいものをたくさん堪能しました。
<丸山明/TSURINEWSライター>