5月~11月半ばまで関門海峡エリアではマダイのテンヤゲームが盛んだ。必要な道具が少なく、タックルとテンヤがあればとりあえず始められる。手軽な釣りでありながら大型のマダイが狙える。ライトラインでの大型真鯛の駆け引きや釣り人の腕で釣果にしっかり差が出るので、ゲーム性も高く虜になる人が多いのも頷ける釣りだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
関門エリアのマダイテンヤ釣り
馴染みのRYUSEIに乗船。気の知れた知人たちと、同船者含め8人で出船。
タックルはテンヤ専用のタックルに加え、軽量のテンヤを使うためにロッドパワーを落として糸も細いものを入れたタックルの2本で挑む。
がま船 ひとつテンヤ真鯛Ⅲ MH
ダイワ 4000番スピニングリール 0.8号PEライン
ツララ グルービー70S
ダイワ 4000番スピニングリール 0.6号PEライン
時合いは逃さないように
8/24(土)、まだ薄暗い5:30に出船。ずっと真夏日が続いていたが、曇り空が続いていてとても涼しい。20m前後のポイントからスタート。潮はかなり早く流れているのでタングステンの6号テンヤからスタートする。エサは船から支給される活きエビだ。アタリは良くあるが、掛けてもチャリコ止まり。
何度目かの流しで船中全員に良型ヒットレベルの時合いが来たが、なんと自分はアタリを掛け損ねてまさかの空振り。時合いのその瞬間にエサがテンヤに付いていないと意味がない。これはいきなり出鼻を挫かれてしまった。その後もコンスタントにアタリはあるが、エアニゴチやカサゴ、チャリコ等が続く。
テンポが掴めず苦戦
自分は積極的にテンヤを動かしていく釣りをする。この日はどうも自分のテンポを海に合わせられず、良型マダイが遠い。あまり動かさずにやっている同船者はコンスタントにヒットさせているが、真似てみてもいまいちしっくりこない。自分なりの誘いの釣りでようやくそれなりのサイズが掛かった。
50cmあるなしの真鯛。しかしその後も鳴かず飛ばずで、チャリコ祭りが続く。何度か良さげなアタリはあったのだが、どうも合っていないようでバラしたり魚が違う、というような具合で歯車がかみ合わない。
船長の話では、この日はあまり動かしすぎない人の動かし方が釣果に繋がっていたようだ。
船全体では好釣果
結局良い所なしで釣りが終わってしまった。テンヤのカラーや形状、シャクリやステイ時間などいろいろとやれることはやってみたが力及ばず。全体的には好釣果なのだが、自分の釣果は50cmあるなしの真鯛と塩焼サイズが数枚、その他にリリースしたキジハタ、カサゴ、ワニゴチ等となった。
そこまでの貧果でもないのだが、隣でやっていた同船者は良型を連発していたので、非常に課題の残った釣行となった。まだシーズンは残されているので今年中にリベンジしたいところだ。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>
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