7月21日(日)、群馬県を流れる利根川の群馬漁協管内へアユルアー(アユイング)で釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)
アユルアー釣りデビュー
私は20年ほど前までは、地元群馬でアユのトモ釣りをやっていたが、湖産のアユが冷水病で衰退するにつれて遠のいていた。
しかし利根川に天然ソ上アユが多く上るようになって、群馬漁協管内でもアユルアーの釣りがさかんになりつつあった。ただアユルアーはトモ釣りなどの従来の釣法と競合する可能性があり、漁協ごとにルールが決められるようになった。群馬漁協では早くから取り入れるようになり、管内全域で解禁時期もトモ釣りと同じとするルールが決められた。
釣法も基本はトモ釣りと同じで、オトリの生きアユの代わりにルアーを使うというものだった。さらに延べ竿以外にリール竿の使用も許可された。私も新たな釣りとして、今年からアユルアーに参入することにして道具の準備を始めた。
はじめはオデコの連続
初めての釣行は6月1日で、利根川・群馬漁協管内のアユ解禁日。だが初めての釣りで勝手がわからない。かくして解禁から1カ月半くらいは、何回も釣行したがオデコの連続だった。
しかも昨年、一昨年と大量にソ上していた稚アユが、今年は大幅に減少していた。そのためか、川に釣り人の姿がまばらだった。トモ釣りの人は少し釣っていたようだが、アユルアーの人はあまりいい釣果をあげてはいなかった。
それでも梅雨が明けたあとの暑い日だった7月21日は、増水していた水量が少し低くなり、濁りもだいぶとれて条件がよくなってきた。
18cm本命ヒットに歓喜
空いていた新坂東橋上流側に入った。竿はアユイングⅩ90MLS‐S、リールはクレストLT2500S、用意していたルアーは各種30個ほど。
8時半ごろスタート。瀬肩の上流側深さ30cmくらいのトロ瀬で、何回かハネが見られた。そのあたりでていねいにルアーを泳がせた。
気温が高く汗がしたたり落ちる。水分補給しながら2時間ほど経過。暑さで限界に近くなってきたころ、イトが急に横に動き始めた。不思議と竿からアタリは感じなかった。ひょっとしてニゴイかなにかの大型の魚が掛かったのかとも思えた。しかし、竿を立てるとアユの引きが感じられた。アユを水面であばれさせてバラさないよう、また身切れを起こさないようにドラグを少しずつ締めてていねいに寄せてきてタモに収めた。
魚影が薄かったので、3本バリのチラシにしたのがよかったのかもしれない。トモ釣りほど掛かり場所は問題ではなかったが、チラシで各々のハリは1本バリなので深く刺さり、しかも背掛かりでしっかり刺さっていたのでバラさずに済んだ。
アユルアーでの初アユは、18cmの成魚だった。体力的に限界が近かったので、余韻にひたりながら川から上がった。
<週刊つりニュース関東版APC・郡直道/TSURINEWS編>
利根川
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