今年の2月上旬、私は日本から南西に約6500km離れたインド洋に浮かぶ国「スリランカ」に出向いた。目的はもちろん釣りである。ターゲットとなる魚は、バラマンディ、ナイフフィッシュ、GTなど多岐におよび、まさに釣りの楽園といったところだ。今回はその中でもバラマンディとナイフフィッシュを捕らえた際の釣行模様を詳しくお伝えしたいと思う。
2日目はバラマンディ狙い
2日目、前日と同じく午前8時に出船。今回は前日よりもかなりシャローなエリアだ。ジャークベイトでは少し潜りすぎてしまい、水生植物を拾ってしまうため、板オモリを外し、フックを少し軽いものにした。
するとすぐに「ゴツン」というロッドが弾かれるようなバイトがあり、リーダーを確認してみると、ヒットもしていないのに結束から10cmほどがザラザラに傷ついていた。間違いなく、バラマンディだろう。
同じポイントをしばらく流していると、先ほどと同じ強烈なバイト。今度はしっかりフッキングが決まったようで、数分のファイトのあと、危なげなくネットイン。夢にまで見たネイティブのバラマンディだ。タイの養殖された魚と違い、金色に輝く鱗(ウロコ)が非常に印象的だった。
その後も連続ヒットとはいかなかったが、ルアーのサイズダウンやレンジの変更などをおこない、3尾を追加し、この日はストップフィッシングとなった。
GTもキャッチ成功
その後の2日間はGT(ロウニンアジ)を狙う。慣れないビッグゲームだが、なんとかアベレージサイズのGTを1尾キャッチ。先週の大雨の影響かレイクとは打って変わりかなり厳しい状況の海だったが、同行者全員安打と最高の締めくくりとなった。
今回で3度目となる海外での釣り。今回も新しい魚種や現地の人とのコミュニケーションを通して、釣りの楽しさを再実感できたように思う。たとえ言葉が通じなくとも、釣りという共通のレジャーで心を通わせることはできるのだと、強く伝えたい。
ぜひ皆さんも海外での釣りにチャレンジしてみてはいかがだろうか。必ず、そこには新しい発見や出会いが待っていることだろう。
<週刊つりニュース西部版 総合学園ヒューマンアカデミー福岡校フィッシングカレッジ環境大学部4年 別府幹太/TSURINEWS編>
スリランカ