河口やベイエリア、ゴロタ場など身近な場所で、パワフルなクロダイとの駆け引きが楽しめるチニング。このゲームを一層楽しくさせてくれるロッドが株式会社オリムピックから発売された。今回、チニングロッドに求められる特性を踏まえながら、このロッドについて同社の鈴木さんが解説記事を書いてくれたので紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:オリムピック)
シルベラードシリーズ
24年度にシルベラードUXが追加となり、オリンピックが展開するシルベラードは以下の3機種となりました。
・20シルベラードプロトタイプ
・23シルベラード
・24シルベラードUX
上記はグレードが高い順に列記していますが、アングラーからよく聞かれるのが、「それぞれ何が違うのか」ということ。そこで、各モデルの違いについて説明していきたいと思います。
各モデルの違いは?
まず、3機種には大きな違いが2つあります。
1つ目が、ブランクスに採用しているマテリアルやテクノロジー。大まかには下の表のようになっています。
ブランクスの素材については、グレードが上がるにつれて最新素材である東レのトレカ 1100GやM40Xを採用しており、その他はリールシートやガイドの種類、重量も異なります。ちなみに、高級な材料を使用することで、軽量&高弾性でありながら、粘りと高い強度を併せ持つロッドを造り上げることができます。
もう一つの違いは?
そして大きな違いの2つ目はブランクスの柔軟性。採用しているマテリアルによる違いによるものですが、各モデルが持つブランクスの特性と、実釣におけるロッドとしての特性を下の表にまとめました。これを見れば各モデルの違いが分かりやすいと思います。
ざっくりではありますが、24シルベラードUXも含めたシルベラード各モデルの特性はこのようになっています。皆さんのニーズに合わせ、ベストなものを選んでほしいと思います。