春の気配もようやくととのう4月下旬、三重県の木曽川河口域にテナガエビを求めてエビすくいに向かった。4月上旬の気温が20度を超える日々が続くとテナガエビは深場から浅瀬にエサを求めて移動してくるのでチャンス到来となる。本格的なシーズンは6月から。大型が増える梅雨明けが狙い目だ。習性は夜行性で、日が沈むと活発に動きだす。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)
最大サイズ7cm登場
1匹では物足りないので追加を狙い手際よく捕まえて数を重ねる。ふとテトラの隙間に目を向けると、大物の影が。ターゲットを定めて待ち伏せてみるが、警戒心が高くなかなか出てこない。
そこでシャフトで背後から突くと砂地に飛び出した。逃げないように慎重に網を近づけて収める。取れたのは7cmのテナガエビ。この時期の最大サイズだろう。体長に匹敵する細長い手がしっかりと形成されていた。
最終釣果
最終的に1時間のエビすくいで30匹程度取ることができた。
魚影は濃いので天候が良ければ数取りが楽しめる。コツさえつかめば一日で100匹以上の採取も可能で、まとめて唐揚げにすると絶品だ。
明日ありと思う心の仇桜(あだざくら)。
雨が降ると条件が厳しくなるので、晴れが続いて風が穏やかな日には迷うことなくエビすくいに挑戦してみよう。
<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>