日本のルアーゲームとともに歩み、豊富な技術的ノウハウを持つオリムピック。同社のエギングロッドの看板モデルであり、愛用者も多いCalamaretti PROTOTYPE（カラマレッティプロトタイプ）が、6年振りに大きな進化を遂げリリースされた。実釣インプレ含めて紹介しよう。
（アイキャッチ画像提供：オリムピック）
TSURINEWS編集部
カラマレッティープロトタイプ
全国的に春イカシーズンが始まりましたね。エギンガーの皆さんも待ちわびたシーズンなのではないでしょうか？。申し遅れましたが株式会社オリムピックの前神と申します。
今回は、今年モデルチェンジとなったカラマレッティープロトタイプについて紹介したいと思います。
プレ釣行でも難なくキャッチ（提供：オリムピック）約6年の期間を経て、久々にモデルチェンジとなったカラマレッティープロトタイプ。カラマレッティーユーザーの方々には、待ちわびていた人もいるのではないでしょうか。
同シリーズはオリンピック製品の中でも数多くの人にご愛顧いただいている人気モデルでした。今回のモデルチェンジは、実は数年前から動き出しており、弊社テスターの増田将輝氏をはじめ、開発部の担当者、営業部が一体となってようやく製品を世に送り出すことができました。
イカだけに名手 増田氏のお墨付き（提供：オリムピック）開発の途上、試行錯誤を経て導き出された答えが「軽さを突き詰めた結果、たどり着いたのは圧倒的な感度だった」こと。まさにこれを具現化したのがこのモデルです。
「プロト」は実釣第一主義の証
24カラマレッティー プロトタイプ（提供：オリムピック）オリムピックにおける『プロトタイプ』という製品の位置づけは、シリーズ中で実釣性能を最もストイックに追い求めたモデルといっても過言ではありません。
最軽量のエギングロッド
今回のモデルチェンジにあたり掲げたコンセプトは「オリムピックのエギングロッド史上最軽量！！」。前作の登場から6年が経過し、素材や技術の進化により業界全体でロッドの軽量化競争は一層激しさを増しております。
軽さは絶対的なメリット（提供：オリムピック）もともと、前モデルであった18カラマレッティープロトタイプの重量は862Mで100g、832Mは98g（カタログスペック）。さらに、東レの「トレカ T1100G」やチタンフレームガイドを採用しており、2024年現在でも十分に通用するスペックを備えていました。
今作でユーザー様に納得いただけるモデルチェンジとするには、前作を大きくブラッシュアップしなくてはならず、大変ハードルの高い製品開発となりました。
しかし、そこは2005年の初代カラマレッティーの発売以来、約20年に渡り蓄積されたノウハウをフル活用。さらに「トレカ T1100G」や「M40X」などの高強度素材をブランクスの随所に惜しげもなく使用しながらも、窯持ちメーカーの強みであるコストパフォーマンスを活かし、どうにかクリアすることができました。
キャスト時のしなやかな曲がり（提供：オリムピック）
