そろそろ日本海側でモンゴウイカが浅場に入り出す季節になります。そこで、今回は福井県にモンゴウイカ調査のエギングへ行ってきました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
当日の状況
前日の夜から雨が降り、朝に日本海側に向かう道中も雨。オマケに風が出てきたので、いつもの京都北部のポイントをやめて、うまく山が北風を防いでくれる福井県のポイントに急遽変更しました。
到着時には雨も止んでいましたが、釣行中は雨が降ったり止んだりの曇り空。タックルは一般的なエギングタックルを使い、エギはヤマシタのエギ王K3.5号を付けて挑みます。
藻場周りを集中的に狙う
10時30分に釣り場に到着すると、予想通り無風のベタ凪ぎ状態。しかも誰もいない貸切状態。
海の状態は潮の動きも無く、雨の影響で少し濁りが入っており、光量も少ない状況。こんな時は赤テープが効きます。オレンジの赤テープや紫の赤テープを海に浸けて沈めますが、少し違う気がするので地味な緑の赤テープのエギ王K軍艦グリーンを使用してみることに。
まずは藻場探し。モンゴウイカが好きな藻場を見つけることが重要です。釣り場のシャローエリアは、浅い場所にはホンダワラがあるものの、カケアガリにはまだ少ない状況です。このカケアガリにホンダワラが繁茂し出すとアオリイカが狙えるようになります。
モンゴウイカはアマモを好むので、シャローエリアはスルーし、堤防の真ん中あたりに移動。ここは手前にホンダワラ、ちょっと沖にはアマモ、その沖には砂地が広がっています。まだアマモもそんなに大きく育っていませんが、モンゴウイカ狙いにはイイ感じのポイントなので、今回はここを集中して狙ってみます。
開始早々に本命モンゴウイカキャッチ
11時に釣り座が確定。沖の砂地にキャストし、フリーフォールで底を取ります。着底までは20秒、着底したら3段シャクりからのゆっくりフォールで狙います。アマモに当たったら、ゆっくりアマモの上を水平にリトリーブ。
すると早々にパツっと気持ちいいアタリ!このアタリはモンゴウイカのはず。よく引いて楽しい。やはりアマモに付いてました。
ベイトは入ってくるも……
ここで沖にベイトが入ってきて、キラキラして時折水面で跳ねています。ベイトはキビナゴなので、砂地の所も集中して狙います。しかしアタリはありません。
さらに沖までフルキャスト、すると着水と同時に大量のキビナゴが飛び跳ねて即ラインが走りました。これはイカじゃない。激しいエラ洗いでバレたのは、シーバスでした。
シーバスが入ってきてる沖は無視して、またアマモ周りに狙いを絞ります。しかしそこらじゅうでボイルが始まる状況。ルアーを持ってきていたら、シーバス狙いもアリでした。
12時過ぎたぐらいから雨が降りだし、同時に向かい風が吹いてきました。そのため、レインウェアを着るために車に戻りちょっと休憩。風が止んで雨も弱まったので釣りを再開します。
沖にいたベイトが堤防を回って内側にいっぱいたまってきています。コウイカ狙いなら港内を打ちますが、今回はモンゴウイカ狙いなので引き続きアマモ周りを狙っていきます。
このタイミングで釣り人が数人入ってきました。アジングをしに来たらしく、この時間から場所を確保して夕方に集中して狙うようです。