4月上旬、かめや釣具八木店の向井龍希君(アクアウェーブ・フィールドサポーター)が広島・宇品でショアからのマダイ釣りにチャレンジ。前回は残念ながらマダイはノーバイトだったが、その代わりチヌがヒットした。当然、この日は前回釣行のリベンジである。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・川原直毅)
ショアレッドとは?
ショアからのマダイ狙いは従来のタイラバもあるが、向井君が狙うのはあくまでもプラグのそれである。そのためこの釣り方はショアレッドと一般に呼んでいる。
ショアレッドを狙って今回が3日目。初日はチヌのみで不発。2日目は60cmオーバーの大型マダイにハリを折られて結局ノーキャッチ。やはり、逃がした魚はデカい。そしてついにその日がやってきた。
上げ潮が流れ始めるとブレイクゾーンにきれいにルアーが入る。その感覚は潮の重さがドシッとプラグにもロッドにも乗ることで確認できる。この微妙な感覚が味わえるのがお気に入りラインのリアルデシテックス0.3号だ。
プラグにヒット
そこでブレイクラインにプラグを通しながらのリフト&フォールに2回ほどテンションをかけ、再度フォールすると途中でコッといいアタリがロッドティップに伝わってきた。次の瞬間、ドラグが滑り、ラインが気持ち良く出ていく。
前回、ハリを折られた経験からドラグを少し緩めに設定していたのでラインが出ていく。「今日は絶対に獲る」と自分に言い聞かせながら魚との距離を徐々に狭める。
52cmマダイ
慎重にファイトして上がってきたのは三日三晩追い続けたショアレッドだった。サイズは52cmほどで前回掛けた大きさではないが、立派なショアレッドだろう。
この時期の乗っ込みマダイは近場で手軽にライトタックルの仕掛けで取れる魅力的な釣りだと思う。現在、ルアーマンの仲間の間ではかなりはやっているトレンディな釣りだ。
アジング、メバリングもいいが、趣向を変えてみてシンキングプラグでマダイを狙う、この釣り方がもっと多くの人に広まればきっと面白い釣りになるだろう。
<週刊つりニュース西部版APC・川原直毅/TSURINEWS編>
広島市宇品