ルアー釣り愛好家の記憶に残る【バラし】3選 初のショアヒラマサのファイト時間は2秒

ルアー釣り愛好家の記憶に残る【バラし】3選 初のショアヒラマサのファイト時間は2秒

釣り人誰しも、惜しい魚を逃した経験はあるだろう。今回は筆者の中で今も記憶に残る魚を紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

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檜垣修平

こんにちは。檜垣修平と申します。海でのルアーフィッシングをメインにシーバス、メバルと遊んでおります!オールリリース派です。よろしくお願いします( ・∇・)

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ショア ソルトルアー

初めてのショアヒラマサ

ヒラマサという魚は、掛かると根に突っ込む性質がある。その為、掛けた瞬間からラインブレイクを警戒しながら時にはフックアウト覚悟でも強引なファイトをする必要がある。そんな魚である、とは聞いていたので知識としては知っていたが当時まだヒラマサを釣ったことがなかった。

その日は山口県の蓋井島の磯に船で渡り、ヒラスズキを狙っていた。いまいちサラシが無くヒラスズキは不発であったが、目の前に潮目が寄ってきていたのでそのままメタルジグを投げた。潮目が来たらヒラマサチャンスだと聞いていたからだ。

ルアー釣り愛好家の記憶に残る【バラし】3選 初のショアヒラマサのファイト時間は2秒磯でヒラスズキを狙う(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

着底から3シャクリでゴチンと来たので、ヒラマサのつもりで一気に根から引きはがす心づもりでいたのだが……。ファイト時間約2秒弱。メインラインのPEライン2号のところからすっぱり切れていた。初ヒラマサファイトは超あっけない幕切れとなってしまった。トップレンジの誘い出しで掛ける意味を痛感したのだった。

さらにその後は磯の移動中にこけて携帯を海に奉納し、それでもめげずに投げ続け2発目のヒラマサチャンスが来たものの、また切られるという完敗を喫したある意味印象深い一日であった。

初めてのオフショアジギングのブリ

当時釣具店勤務を始めて間もない頃だった私は、先輩に誘われ初めてのオフショアジギングに乗船していた。真夏のドピーカンだった記憶がある。その時私はたしか、ダイワのソルティガVSジグを付けていた。

隣で先輩が青物を掛けたので、写真撮影のためにジグを回収しようと巻いていた時、ドシンと何かが掛かった。そのままジジーっとドラグを引き出され、ブリだよ!と船長から声援が掛かった。先にかかった先輩は余裕でタモ入れを済まし見守ってくれている。

人生初のオフショアジギンにてこれまた初のブリとのファイト。慣れないながらもハンドルを巻き続けあと少しのところまで来たが、ポロリ。さっきまであんなに重かった竿先は水平に戻りメタルジグだけが返ってきた。初めての青物ファイトで、しかも不意に来たのでフッキングなんて出来ていない。逃した魚はデカいとはまさにこのこと。しばし呆然としていた。

悠々とぶった切っていったヒラスズキ

これまた磯の話である。当時はまだ、人生で磯からしっかりとヒラスズキを釣ったことが無かった。わからないながらも渡船に乗って磯に立ち、ネットやテレビから得た知識をもとにヒラスズキに挑んでいた。「いかにも」な頭の飛び出た岩礁の裏に出来たサラシの中に、おろし立てのコモモSF-145のブラックカラーを放り込んだ。

ルアー釣り愛好家の記憶に残る【バラし】3選 初のショアヒラマサのファイト時間は2秒沖磯でヒラスズキ狙い(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

待ちに待ったアタリに渾身のフッキングをかまし、竿は90度近い所まで立てた、まではよかった。それまでマルスズキはそれなりに釣ってきていたがヒラスズキの突っ込みはまるで違った。

ダンプのごとき推進力で一気にドラグを引き出され、岩礁を回り込まれてラインブレイク。おろし立てのコモモと明らかな大物を一度に失った。ショックでひとしきり座り込んでいたが、場所も休まったところで再度同じ場所にバイブレーションを投入すると、今度はランカー確実なマルスズキが掛かった。

これは難なく足元まで寄せてきたのだが、ずり上げる場所がないことにその時気づく。しかもさっき座り込んでいた場所にタモを置いてきてしまっていた。あたふたしている間に足元でフックアウト。ダメダメな一日であった。

<檜垣修平/TSURINEWSライター>