アジの適水温は15℃~24℃くらいだ。暑いのも寒いのも嫌う魚だが、下限は14℃または13℃くらいまでは何とかなる。春は産卵を意識した良型の回遊時期だ。海水温を見ながらちょこちょこと今年も見て回ってきた。しかし適水温ちょっと前の4月、今年は姿を見ない。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
バチ抜けまでお預け?
ここ数年、アジにバチパターンがあることを知った。ノッコミで汽水域にバチを食いにくるアジを待つべきだろうか?確実にベイトが絞れるのはバチパターンなので、定点観測で釣るならリバーアジングがいいかもしれない。
バチ抜けまでお預け、か。ただバチ抜けになるとシーバスもメバルもホットになるので、ちょっと釣り悩んでしまう。そして春のアジは決して回遊が保証される魚でもないので、なんだか、そんな片思いを続けるのも辛い。
ガチ勢は時合いから探し回るべし
私もなかなかアジングに賭ける男だが、最近はメバルにぞっこん。ちょっとガチ勢とは言えなくなってきた体たらくである。しかしかつて心を燃やした者として、春の回遊アジは絶対に「夕マヅメから」という鉄則も知っている。空振りも覚悟できる人なら、夕刻の時合いには有望ポイントに張り付きたい。
時合いを打つなら、必然的にアジの回遊の通り道となるミオ筋や、水道を狙おう。この時期はアタリを出すことがまず大事なので、大きめのワームを使って索敵し、距離を詰めていく。
<井上海生/TSURINEWSライター>