3月下旬、淡路観光ホテルに宿泊した。テレビで紹介されてから宿泊してみたいと思っていた。「日本一のフィッシングホテル」とうたっている通り、ホテルの前はプライベート釣り場で、宿泊者だけが利用できる。ベテラン指導員が釣り方を親切丁寧に教えてくれるので、釣りの成功体験を積むには最適だ。ホテルが用意しているアクティビティーにあった船釣り体験も予約した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
良型カサゴとベラキャッチ
船は揺れを最小限に抑えるようゆっくり加速し、釣り場には30分ほどで到着。空は晴れていて海がとてもきれいだ。
水深は約30m。底の状態を探ると、ゴツゴツという感覚が伝わってくる。典型的な岩礁地帯で、起伏が激しそうだ。
早速コツコツというアタリがありエサだけ取られた。水深は25m。再度仕掛けを入れると、ここで大きく引き込まれ、ハリ掛かりしたようだ。ゆっくり巻き上げて良型カサゴをキャッチ。妻も続いてカサゴを上げた。
起伏が激しいため船中では根掛かりが多発したが、スタッフと船長が素早く処理して釣り人の負担を軽減してくれた。
カサゴが釣れるなか、良型のベラが掛かった。リリースしようとしたら、スタッフが「ベラはおいしいですよ。ぜひ刺し身で召し上がってください」と教えてくれた。
全員が複数の魚をキャッチして釣りを満喫した雰囲気に包まれるなか、午後5時30分にラストのアナウンス。あっという間に過ぎた釣行時間だった。
釣った魚で夕食、大満足
釣果はカサゴ6匹とベラ6匹。ホテルのアクティビティーとして行う船釣りは快適そのもの。快適さを味わう釣行も面白かった。
釣った魚はホテルに運ばれ、どう処理するか確認してくれる。料理してもらうか、持って帰るか。ベラはすべて刺し身に、カサゴは半分を刺し身と唐揚げにしてもらったが、やはりプロの刺し身はきれいでおいしい。
カサゴの唐揚げは骨までバクバク食べられる。釣った魚をプロの腕で料理してもらい大満足だ。