釣り人には好みの狙いものが様々ですが、ここでは、明石沖、高砂沖から家島諸島の北部播磨灘でのボート釣りの私の狙いものをお話します。旬も様々ですし、最盛期や釣り船の狙いとは違う場合もありますが、私が食べたい魚です。主に釣りたいという思いから、食べたいという食いしん坊な要素も加えた、少しニッチな春の狙いものをご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)
春の釣りもの番外編:マダコ
最盛期は梅雨明けですが、近年明石沖のマダコは不漁が続き個体数が激減です。2020年までは、普通に10ハイ以上釣れましたが、2021年以降大きく減りました。
もともと潮止まり前後を狙って、10ハイそこそこを釣ればよしの釣りをしていましたが、今はアベレージで5ハイ維持ができれば、上々の晩ごはんの肴になります。
早ければ4月下旬にはターゲットとなる魚が顔を見せてくれるため、これはいわば調査釣行となります。明石二見沖が狙い場で、4月はフリーエリアで5月から沿岸が規制エリアになります。二見沖は勿論ながら、今シーズンは網が入らないエリアや釣り船の行かないエリアなど、少々探ってみるつもりです。
気の早い話ですが、調査を兼ねてのタコゲーム。潮止まり前後の2-3時間の釣りですから、初夏からは他の魚と合わせた釣行で、その下調べです。
昨年3月の出だしは順調にマダイが釣れました。かなり上出来スタートでしたが、その後、狙いの潮の日、その天候が思うようにいかず、出航断念や行っても風波で釣りにならずが続きました。
春は、高気圧低気圧が順番に通過するので、一旦はまり込むと潮の良い日に低気圧が周期的に来ます。こんなところがボート釣りの泣き所ですが、尺半が釣れ、船上でひとり大騒ぎができるよう、天にお祈りして良い天気を待ちます。次回は、初夏の狙いもの(GW後半以降)をお話します。
<丸山明/TSURINEWSライター>
播磨灘