梅の開花に早春の息吹を感じる3月11日、とみす渡船のお世話になり三重県四日市市の沖堤防・霞一文字にクロダイを求めて釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)
48cm大型クロダイ浮上
手元に感覚はないがクロダイ特有のアタリだ。鋭くサオ先を持ち上げても微動だにしない。圧倒的な重厚感に根掛かりかとラインを巻き上げようとすると沖に走りだした。
親指でリールを押さえて止めようとするが猪突猛進。まるで歯が立たない。あっという間に20mほど沖に走られる。直後、下に向かって潜りだすので肝を冷やす。周辺にはテトラが設置されており、ラインブレイクのリスクがある。
強引にサオを立て魚の頭をこちらに向けて巻き上げる。死闘を繰り広げること5分。とうとう観念したのか、水面にラグビーボールのような楕円形の影が浮き上がる。のぞき込んで確認すると、産卵を控え栄養を腹にため込んだクロダイだ。
あまりの大きさに驚きつつ手前に寄せてくるが、緊張で震えてネットになかなか入らない。隣の釣り人がフォローしてくださり、なんとか取り込むことができた。
釣り上げたのは48cmの大型クロダイ。ベイトが集まるポイントを予測してエサを流し込んだ結果、釣り上げることができた。
乗っ込みクロダイシーズン到来
この日はカニ以外にもフジツボやカラス貝でも釣果は上がっていたので、状況に応じてエサを交換できるよう複数用意した方がいいだろう。
これから最盛期を迎える霞一文字の乗っ込み。サオを手に取り、50cmを超える年無しを狙ってみてはいかがだろう。
<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>
とみす渡船
出船場所:四日市港