2025年GW前後の【潮干狩りに最適な日】はいつ? ベストな時期・潮位・時間も解説

2025年GW前後の【潮干狩りに最適な日】はいつ? ベストな時期・潮位・時間も解説

潮干狩りでたくさんの貝を採るコツは、潮が大きく引いた「干潮時」を狙うことです。潮位は季節やその日の条件によって大きく変動するため、お出かけ前の潮汐チェックが欠かせません。この記事では、潮干狩りのベストシーズンや最適な日を見極める方法を解説するとともに、間近に迫った2025年のゴールデンウィーク期間前後の潮干狩りにおすすめな日もご紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・永井航)

アバター画像 TSURINEWS編集部

お役立ち その他

潮干狩りの時期

潮干狩りの一般的なシーズンは、3月下旬から7月ごろの春から初夏にかけてです。中でも特にベストなシーズンは春とされています。なぜ春が最適なのか、その理由と、夏から冬の潮干狩りについて解説します。

春は潮干狩りのハイシーズン

春が潮干狩りに最適な季節とされるのには、主に二つの理由があります。一つは、昼間の干潮時に潮位が低く、普段は近づけない沖合のエリアでも貝を掘りやすくなることです。もう一つは、アサリやハマグリ、マテ貝といった人気のターゲットが旬を迎えることです。

こうした理由から、多くの有料潮干狩り場も春に合わせてオープンし、特にゴールデンウィークには多くの人々で賑わいます。

2025年GW前後の【潮干狩りに最適な日】はいつ? ベストな時期・潮位・時間も解説アサリは沖の起伏のある地形が狙い目(提供:TSURINEWSライター・永井航)

夏も潮干狩りを楽しめる

夏は、春に比べて昼間の干満差が大きく、また海にも入りやすい気候のため、潮干狩りに適した季節と言えます。

ただし、夏の潮干狩りには注意点もあります。まず、気温が高くなることから熱中症への対策が欠かせません。加えて、地域によっては産卵期を迎える貝が多くなり、春と比べて味が落ちる可能性も考慮しておきましょう。さらに、夏は貝毒のリスクが高まる季節でもあるため、この点にも十分な注意が必要です。

秋~冬も潮干狩りは可能

実は、アサリやハマグリ、マテ貝などは一年中採れるため、秋や冬でも潮干狩りを楽しむこと自体は可能です。

しかし、一般的にはオフシーズンとされています。その主な理由は二つあります。一つは、水に触れるレジャーであるため、厳しい寒さに耐える必要があること。もう一つは、秋から冬にかけては夜間に潮が大きく引くことが多く、昼間に掘れる場所が限られてしまうためです。

ただ、訪れる人が少ない分、都心部の潮干狩りスポットなどではかえって貝を採りやすいというメリットも考えられます。寒さ対策などを万全にした上で、あえて挑戦してみるのも面白いかもしれません。

2025年GW前後の【潮干狩りに最適な日】はいつ? ベストな時期・潮位・時間も解説マテ貝も沖の起伏を好む(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

潮干狩りに最適な日・時間

潮干狩りは、干満差が大きい日の干潮時間帯が狙い目です。特に、「大潮(おおしお)」のように潮の満ち引きが大きい日の干潮時には、普段は海中にあり、人の手が入りにくい沖合いのエリアまで歩いて行けることがあります。これにより、効率よく貝を採ることが可能です。

潮の動き(潮汐・ちょうせき)を確認するには、潮位表を活用しましょう。日中に干潮を迎え、かつ最低潮位が30cm以下になる大潮や中潮(なかしお)の日が特におすすめです。最低潮位が40cm程度まで引く日であれば、十分に潮干狩りを楽しめるでしょう。

注意点として、干潮の時間帯や潮位は地域によっても異なります。必ず、行く予定のエリアに対応した潮位表で、当日の干潮時刻と潮位を確認するようにしてください。

2025年GW前後の【潮干狩りに最適な日】はいつ? ベストな時期・潮位・時間も解説赤枠のような最低潮位が低い日が狙い目(提供:TSURINEWS編集部)

2025年GW前後の潮干狩りおすすめ日

参考情報として、2025年4月~5月で潮干狩りに適した日をピックアップしました。特に、今年のゴールデンウィーク前半(4月27日~の週)は潮回りが良く、絶好の潮干狩り日和となりそうです! この機会に、ぜひ潮干狩りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

注意点としては、記載している干潮時刻と最低潮位は東京・晴海基準のものです。地域によって異なりますので、お出かけになる場所の正確な潮汐情報は、必ずご自身で再確認をお願いいたします。

ちなみに当サイトのTSURINEWSでも潮汐を含めた全国の天気情報を1週間前から公開しています。釣行や潮干狩りの計画に、こちらもぜひご活用ください。

・4月

4月12日 () 最低潮位 36cm (10:52)
4月13日 () 最低潮位 26cm (11:18)
4月14日 (月) 最低潮位 20cm (11:43)
4月15日 (火) 最低潮位 17cm (12:09)
4月16日 (水) 最低潮位 18cm (12:36)
4月17日 (木) 最低潮位 23cm (13:04)
4月18日 (金) 最低潮位 30cm (13:37)
4月26日 () 最低潮位 29cm (10:00)
4月27日 () 最低潮位 7cm (10:36)
4月28日 (月) 最低潮位 -7cm (11:14)
4月29日 (火・祝) 最低潮位 -14cm (11:53)
4月30日 (水) 最低潮位 -11cm (12:34)

5月
5月1日 (木) 最低潮位 0cm (13:17)
5月2日 (金) 最低潮位 17cm (14:05)
5月3日 () 最低潮位 35cm (15:01)
5月11日 () 最低潮位 29cm (10:20)
5月12日 (月) 最低潮位 20cm (10:49)
5月13日 (火) 最低潮位 15cm (11:17)
5月14日 (水) 最低潮位 13cm (11:47)
5月15日 (木) 最低潮位 14cm (12:18)
5月16日 (金) 最低潮位 18cm (12:52)
5月17日 () 最低潮位 25cm (13:30)
5月18日 () 最低潮位 34cm (14:14)
5月25日 () 最低潮位 18cm (9:29)
5月26日 (月) 最低潮位 1cm (10:11)
5月27日 (火) 最低潮位 -10cm (10:54)
5月28日 (水) 最低潮位 -12cm (11:39)
5月29日 (木) 最低潮位 -7cm (12:24)
5月30日 (金) 最低潮位 4cm (13:10 )
5月31日 () 最低潮位 19cm (13:57)
出典:気象庁ホームページ

潮干狩りの注意点

最後に潮干狩りに行く際の注意点を紹介します。

貝毒に注意

貝が有毒なプランクトンを食べることで毒を持つことがあります。特に夏の高水温期には赤潮などが発生しやすく、毒を持ちやすいので注意が必要です。

特に管理されていない場所で、野生の貝を取る場合は気をつけましょう。貝毒については各都道府県で定期検査を行っているので、潮干狩りの前に各自治体のHPもチェックしてみるといいでしょう。

潮の満ち引きに注意

潮干狩りは干潮時に行われますが、潮が満ちると危険が増えます。特に大潮などの潮の動きが大きい日は潮が満ちるのも早いです。潮の動きに注意して、安全な場所で行いましょう。

エイに注意

潮干狩りで怖いのがエイ。エイはアサリなどの二枚貝を好むので、潮干狩りを行う砂浜で見かけることも多い生物です。尻尾に毒のあるトゲがあり、踏んでしまったり、刺されたりすると激痛が走ります。エイがいないか十分に注意しながら潮干狩りを楽しみましょう。

服装と装備

砂浜での活動なので、日焼け対策や帽子、サングラスなどを着用しましょう。また、服は濡れることを前提で着替えを持っていったり、水着を着用したりしておくことを推奨します。暑い時期は熱中症対策も忘れずに。

持ち帰りのルールを守る

貝の持ち帰りのルールは、地域や潮干狩り場ごとに規定が異なります。採捕可能なサイズや数などを、必ず確認してルールに従うようにしましょう。また、野生の貝を取る場合は、漁業権で守られているエリアでは採取できないので注意が必要です。

 

<TSURINEWS編集部・渡辺竜平>

さらに求人情報を見る