音戸エリアのメバリング釣行
竹本さんはチーム広島のメンバーの中でもかなりの腕前を持ち、向井さんが一番信頼を置いている相棒だ。
1月28日、午後の満潮が11時18分だったので仕事終わりに新たにホームグランドにしたい音戸エリア、江田島エリアなどに目下、釣行を繰り返している。2人で行くメリットは、ポイントのリサーチが1人よりも2倍速くなるところにある。
まずはアラカブを手中
まずは地形の特徴、藻場の生育具合、メバルの活性、食いのパターンなどが分かる。しかし、いざサオを振ってみると、肝心なメバルの食いはかなり渋い。手始めにバグバレット・サーチ2.5gにストリーマーをセットし、大胆に藻場の中に入れてみた。
真っ先にヒットしたのはアラカブの18cm。ここで悩んだのがジグ単のワームがいいのか、それともマイクロベイトのミノータイプがいいのか。実はその後にかなり苦戦を強いられた。
本命のメバルをキャッチ
普通のリトリーブからスーパーデッドスローリトリーブまで、藻場周りをていねいに攻めてみるがテールバイトが多く乗り切らない。どうやらサオが多少硬いのが原因かと思われたが竹本さんが使用するハミージャーミーは低弾性だがどうも違う理由のようだった。
そこでリップのついた細身のリッジスリム60ssを投入してみた。すると不思議なことにアタリが倍増した。先ほどまで乗らなかったメバルがルアーのお尻を食っている。
ロールアクションが効いたのかなと考えて数尾の良型メバルの感触を味わって納竿した。
シラスを追っていたか
帰り際、海をライトで照らすと細長い魚が寄ってき始めた。そう、小イワシの群れであった。釣り終わるまでライトを照らすことがなく常夜灯もないポイントなので気づかなかったが、おそらくここのメバルはシラスを追っていたようだ。
同行した竹本さんも釣れたルアーはSPM65sだった。何となく2人で答え合わせができたようでうれしかった。
どんな状況でも足を運んで得るものがある釣りができることが大切だと改めて思う釣行となった。
<週刊つりニュース西部版APC・川原直毅/TSURINEWS編>