1月29日に愛知県知多市から出船する釣り船ORCHID(オーキッド)のナイトロック便に乗船した様子をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)
釣り船でナイトロック釣行
午後7時に私を含め3人の乗合で出船。聞けばメバルを中心に狙うようで、私が持参したタックルではちょっと強すぎることが懸念された。
7フィートのバスロッドに3000番のスピニングリール、1.7gのジグヘッドにアジングワームを付けたジグ単で狙う。最初のポイントはバースの橋脚とストラクチャーが絡むポイントだ。ちょっと投げにくいが、ギリギリなんとかなりそうでひと安心。
小型のメバルをキャッチ
魚探の反応は中層から下に反応が出ており、着水からカウントして上のレンジから刻んでいく。しばらくアタリが出なかったのだが、指示のレンジよりさらに深く落としてゆっくり巻き上げてみると、手元にコン!という衝撃が。
大きくはなさそうなので、サオに乗せて巻いてくると15cmほどの小さなメバルだ。同船者から少し遅れて、小さいながらも本命のメバルに心が躍る。
アタリが出ず
ほどなくしてアタリが遠くなり、大きく移動するもピリッとしない。すると船長のスマホが鳴る。僚船からの連絡で、とあるポイントで爆釣しているらしい。それを聞いた船長はすぐさま移動を決断した。
バースの橋脚周りのポイントに到着すると、魚探には早速反応が出ている。「10m付近でいい反応出てますよ」とアナウンスがあったため、ワームをレンジまで送り込んでリトリーブ。しかし同船者にヒットがあるが、私にはアタリが出ない。
24cmの良型メバルを手中
そこで泳ぎを変えるべく用意したワームは、ダイワのミドルアッパージュニアの2.5インチ銀粉グローチャートだ。アピールを強めるべくUV蓄光ライトで全体を照らして投入する。
バースの奥へワームを入れて、指示されたレンジまで落としていく。そろそろ巻き始めようかというところで、ティップを軽く押さえるようなアタリが出た。かすかな違和感を覚えつつも聞きアワせると、首を振る魚の反応だ。
タックルが強い分やり取りは楽勝なのだが、先ほどのメバルよりは明らかにデカい。テンションを抜かないようにゆっくり巻き上げると、良型の24cmのメバルが顔を出してくれた。ミドルアッパーを丸のみしており、大型メバルのスイッチを入れてくれたのだろう。
それを見ていた知多市の常連、石川徹さんにも良型がヒット。ドラグを鳴らしながら丁寧に抜き上げた1匹は、こちらも本命の20cmオーバーのメバルだ。
ダブルヒットで並んで記念撮影をしていたところで、「出遅れた~」と碧南市の磯村宥和(ゆうわ)さん。この流しは残念だったが、船を着け直したところで磯村さんも良型の20cmオーバーを仕留めた。
良型が連続ヒット
良いポイントに当たったようで良型連発。私はさらにミドルアッパーで22cmの体高のあるメバルを追加して、初の名古屋港ボートメバリングはタイムアップとなったのだった。
メバル狙いの場合は私が持参したタックルよりもライトなものの方が扱いやすい。専用のメバリングロッドはもちろん、流用するならトラウトロッドやライトなバスロッドがいいだろう。
ラインはエステルやフロロカーボンライン、ナイロンでは0.2~0.4号、PEラインなら0.2号前後で、リーダーは3~4ポンドがお勧めのようだ。
気軽に楽しめてゲーム性の高いボートメバリングは、寒い季節にはうってつけのターゲット。防寒対策を万全にしてぜひ名古屋港でのボートメバリングを楽しんでみてほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>