新しいロッドを買うといろんなことを試したくなる。筆者が今回ゲットしたのは7.1ftのメバルロッド。当然アジングにも使える。そして今おりしも大阪湾奥はアジが連日よく釣れる。ということで、既存アジングロッドとニューメバルロッドで、アジング勝負をさせてみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
30分ずつの釣果
さあ、スタートだ。ウキウキしてきた。
専用外ロッドで9尾
まずはメバリングロッドから。開始数投でアジの棚をサーチ。1gのタングステンジグヘッドに2inchのワームで、カウント10のレンジに群れを発見した。もう少しワームをサイズダウンして、開始3分ほどで1尾。
型は小さい。それでもバラさない。穂先とベリーに同時にアタリがきて、反発力で乗せる感じ。これはなかなか……すごいんじゃないか?フォールでもリトリーブでも自由自在。やや長いレングスにさえ慣れれば、リトリーブの釣りでは、本職ロッド食いもあるのでは?
30分で9尾釣った。
専用ロッドで10尾
本職・アジングロッドの出番だ。ちょろいはず……あれ?思ったより出ない。ちょっと群れが散ってしまったか?移動して1尾出すまでに約5、6分。
……ファーストキャッチに5分も掛かってしまったのは、久々のサブリールのドラグ機能が理由だ。これだって悪いリールではないが、ここまで違うか、と驚くほどズルズルにイトが出てしまう。手前バラシ連発。苦笑いなんかしつつ。それでも手元に感触が戻ってくると、ドラグの良いポイント調整もできて、本気モード突入。残り5分まで5尾という低調さだったが、「ここから巻き返しあるぞ」と思っていると、その通りに。結果、30分で10尾。
バラした数を、もし現役のリールで釣っていたらと思うと、おそらく15尾を超えた。
それぞれの実感
勝負あり。アジングロッドの勝ちだ。
感度はアジングロッド、ノセ感はメバリングロッド。このメバルロッドがもう少し細身で5ft台だったらと思うと、かなりおろそしいポテンシャルだ(そして実は同メーカーのシリーズ品で、5ft台は実際にある)。細かい違いは30分では見切れなかったが、アジングロッドはフォールの釣りがしやすく、メバルロッドは巻きに強い。今回の実験から得られた最大の成果は、「このメバルロッドはほとんど専用ロッドと遜色せずアジングができる」ということだった。アジ・メバル両刀したいときに、こいつ1本でもいける!
では、次に釣り物がメバルのときにはどうか?試してみよう。楽しい。みなさんも新しいロッドを買ったら、自分の子どもを見る視線で潜在性をじっくりと見て愛でてやってほしい。
<井上海生/TSURINEWSライター>