ロックショアゲームとは、磯からプラグやジグといったルアーを操作して、大型の青物を狙う釣りを指すことが多い。そんなロックショアゲームは各メディアからは、「磯の格闘技」、「難しいから面白い」と紹介されています。私自身このロックショアゲームに魅了され、特に大型のヒラマサを狙って磯に通い詰めている一人であります。季節は12月中旬。水温が徐々に下がり始めヒラマサに出会うことが難しくなる時期に、長崎県で大型のヒラマサを狙った3日間の釣行記録についてお話します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ヨウスケ)
2日目ヒラマサ登場
2日目は昨日とほぼ変わらない大潮まわりで晴天です。そして大型のヒラマサの実績がある沖磯に乗ることができました。しかし、この磯は足場から10mほど遠浅で急に切れ落ちる地形、更には大きな根が点在している荒磯です。
去年は大型のヒラマサにランディング目前で切られた悔しい思い出がある磯でもあります。
根が張り出した荒磯ということで。対策は「できるだけ走らせない!」ということで、私が耐えることのできるドラグ値8~9kgに設定しました。
朝マズメは19cmのトッププラグでスタートしますが、1時間反応はなく。プラグをクリアカラーにしてようやく4kg程度のヤズが2本連続でヒットしました。
本命ヒットもラインブレイク
その後反応はなく4時間が経過。朝マズメが終わり、天候も雲一つない晴天。波も低くルアー釣りの条件としては諦めてもいいような状況でした。というよりも、いつもの私ならば釣りをやめています。
やることもないのでライトタックルに持ち替えてトッププラグを投げ続けていると、急に特大の水柱が上がり!竿がぶち曲がり、締めているドラグもジリジリと出始めます!
が、「プンッ!!」、「あっ!!、、、。」
やってしまいました、、、。この状況でヒラマサが出るわけないと完全に油断していました。先手を与えてしまい、ほんの2、3秒でリーダーから切られてしまいました。
釣れる準備ができていなかった一番駄目なパターンです。魚に申し訳ない。
93cm6kg弱のヒラマサをキャッチ
ただ、大型のヒラマサが回遊してきているとわかったので、メインタックルに持ち替えてすぐに再スタートです。ルアーはさっき反応があったクリアタイプを選択しました。
立ち位置を少しでも有利な場所に変えて数投目。「ゴボッ!ゴボッ!」と大型魚が水面を激しく揺らしながらルアーをチェイスしてきます。誘い続けているとルアーが潜ったところで一気にヒッタクられ、ファイトが始まりました!
とにかく足元の根を交わすことだけに集中して全身をつかいながらファイトを続けます。正直全くカッコよくもない恥ずかしいファイトでしたが、ギリギリ切られることもなくキャッチできたヒラマサがこちらです。
93cm6kg弱のヒラマサでした。エキスパートの方にはまだまだなサイズかも知れませんが、私には去年敗北したポイントでキャッチした嬉しい一本となりました。
魚と海への感謝の気持ちで2日目を終えることができました。