三重県・紀北町引本浦の海上釣り堀・貞丸へ、筆者を含めて釣友6人と行ってきた。今回参加したメンバーと情報共有して魚に挑み釣果を積み上げ、全体としての釣果は上々。美味高級魚の楽園での釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

青物6匹キャッチ
柳瀬さん、名倉さんがマダイを取り込むときに後を追う青物の群れを目撃。すぐに柳瀬さんが生きアジの泳がせで青物を狙う。だがまったく反応がない。
今度は坂崎さんがソウダガツオの切り身をエサにすると、すぐに青物が食ってきた。「今日はソウダガツオの切り身がいいよ」と情報を共有する。私たちのイケスでは青物を10回ヒットさせ、6匹キャッチした。
釣り堀の釣りは、一見するとイケスの中の魚を釣り人が奪い合うという見方もできるが、そのような釣り人対釣り人ではなく、釣り人対魚と考えたい。
他の人が釣ったことが自分の釣りのヒントになる。釣り堀の釣りの奥深さを感じ、より面白くなると私は思う。特に貸し切りだと仲間なので気兼ねなく協力して魚を釣ることに専念できるだろう。

巨大ハモ登場
また釣り堀とはいえ、海上のイケスは自然の中にあり、その周辺には天然の魚が集まっている。この日は名倉さんがイケスの外で巨大ハモを釣り上げた。
釣り堀によっては禁止しているところもあるが、可能ならば狙ってみるのも面白い。ちなみにエサはサンマの切り身。このような予想外のことも楽しみの一つだ。

釣り堀の面白さを実感
最初は厳しいという不安があったが、皆の協力でそれを乗り越え、釣り堀の面白さを実感した。

釣った魚は神経締めを行い、港でウロコと内臓を取り除いてクーラーに収納する。貞丸ではご好意で船着き場周辺で魚を処理することができるのでとてもありがたい。

<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>