メタル系ルアーのスピンテールジグ。金属製のボディーにブレードを装着したルアーだ。ボディーの形状をコンパクトにしているものが多い。優れた点は、金属製のため飛距離が出ることと、ブレードが回転して光を反射するフラッシング効果だ。魚へのアピール力は絶大。そんなスピンテールジグに今回は、スポットを当ててみよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)
中海でルアーシーバス釣行
10月17日、中潮。夕マヅメに鳥取県と島根県にまたがる汽水湖の中海に到着。狙いは、シーバス。
タックルは別図の通り。ルアーはスピンテールジグのファルケンRスピンブレード。
スピンテールジグの操作方法
ここでスピンテールジグの操作方法について解説する。
ただ巻き。
文字どおり、リールを一定のスピードでただ巻くことだ。ただ巻くというと簡単そうだが押さえておきたいポイントがある。リールを巻くスピードとロッドの角度でルアーの泳ぐ水深が調整できることだ。リールを速く巻けばルアーは浮く。逆に遅く巻けば沈む。ロッドを立てて巻けばルアーは浮き、下げれば沈む。これを理解すれば、ただ巻きでも魚の遊泳帯をピンポイントで狙える。魚のヒット率が上がるし、根掛かりする可能性も減少できる。
ストップ&ゴー
ただ巻き中にリールを巻くのを一瞬止める。ルアーの動きが止まるので魚に食いつく間ができる。
リフト&フォール
ロッドを振り上げて、ラインのたるみを巻く。そして、ロッドを元の位置に戻す。ルアーは、上昇して下降する。
スピンテールジグを駆使して40cm交え数釣り
ただ巻き、ストップ&ゴー、リフト&フォールを使って魚を釣ってみよう。また、動きを組み合せてみるのも効果的だ。
キャストして、ラインのゆるみを見ながらルアーの着底を確認。ロッドを立てて、ゆっくりただ巻き。底から1~2mほどを狙う。早速、ヒット。25cmのかわいいサイズ。
お次は、ストップ&ゴー。リールを3回巻いて、1秒止める。これを繰り返すと35cm。どうやら、セイゴサイズが底付近で群れをなしているようだ。
今度は、合成技。キャストし、着底したらただ巻き。そこにリフト&フォールを入れる。すると食いついてきた。
最終釣果
日没までの1時間30分ほどの釣行で約25~40cmのセイゴを10尾ほど釣ることができた。
残念ながら大型は出なかったがスピンテールジグを駆使しての数釣りセイゴゲームを楽しむことができた。みなさんもお試しあれ。
最後に。釣り場ではマナ―を守って釣りを楽しもう。ゴミは必ず持ち帰ろう。
<週刊つりニュース西部版APC・中濱友也/TSURINEWS編>
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