伊豆の東海岸も水温が変化し始めて、26℃前後と秋イカ本番を迎え、良型も混じりだした。このタイミングで初心者の甥っ子とエギングに出かけた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・野中功二)
甥っ子も良型アオリイカをキャッチ
「今、コツンと言った!」とこちらに振り返りあたふたする甥っ子。「ラインがたるんでない?」と助言し、ラインの変化を伝え弛みを回収した瞬間に「ジージー……ジ〜〜〜」と竿が曲がり、ドラグが鳴り響く!
ドラグ音に驚いた甥は、あわててドラグを締める。「触るな!」と助言したものの間に合わず。甥は初めて痛恨のバラしの経験を味わうことになる。
時合いが到来し、湾口の海面に潮目が現れる。そこに向かいキャストさせると、着水、フォールで、竿の穂先が「ツツーーーっ」と持っていかれる。これも初体験!合わせきれず、これもバラし。
すぐにフォローのアクションを入れるが時すでに遅し。烏賊からの反応は得られなかった。気を取り直し、エギを同色のダートマスター3.5号に交換。今までの経験が実を結んだのか、良型を初ゲット!この笑みが全てを物語っている!
まだまだ日は高いが、上潮潮止まりという時間帯に差し掛かり、頃合いと見て納竿した。
エギングで釣果を上げるには
釣果を上げるコツは、「海の変化」に気がつくことだ。海面にできた泡や、海面に浮遊している物の動きや、ベイトの動きなど、少しの変化に気を向ける。エギのアクションの時にシャクって重い、軽いと言った感触も変化の1つである。
ポイントの攻略も1つのコツ。「この方角に沈み根があり、この潮だとここにヨレができる」というような地形によるパターンを掴んでおくと、戦略を組み立てやすい。
今回の釣行を振り返ると、ポイントの癖とチャンスタイムの時合いに合わせられたこと、ポイントのパターンに合わせられたことが釣果につながった。
伊豆エリアの釣行で気をつけること
NG行為として、エギに掛かってすぐにドラグを調整するとイカをバラす原因となるため、気をつけたい。
新月のような月が出ない夜には、伊豆では伊勢海老の刺し網漁が行われているので、注意が必要。網の目印として「ウキや発泡素材の物が定位している」場所は注意しよう。足場の良い堤防などでも、ライフジャケットの着用は推奨したい。
水温も高い状態での安定し、ナイトエギングでは型を見ないときがないと言う状況だ。ぜひ読者にも秋のアオリイカエギングを楽しんでもらいたい。
<野中功二/TSURINEWSライター>
鍋田浜