養老川でハゼ釣り
昼すぎまでの短い時間だったが、2日前の青イソメが残っていたので、ハゼがいるかどうか下調べのつもり。今年はハゼ釣りをしている人をあまり見かけないので、釣れるかどうかわからない。
干潮の時間に川へ着くと、釣り人は皆無。川は台風13号の濁りがまだ取れていない。かなり水位が高くなったようで、石積のところまで川砂が上がっている。
干潮なので、2.7mのヘチ竿を出す。ミチイトにサルカンを介し、その上にガン玉5Bを打ち、ハリス1号10cmに袖バリ6号を結んだミャク釣り仕掛け。エサの青イソメを小さく付けて、岩の際に仕掛けを入れた。
岩の際を狙いハゼヒット
着底して少し竿先を上げるとアタリがあったが、これは空振り。再度落として聞き上げると、またアタった。今度は少し待つと、ラインが走ったので竿を立てると、10cmほどのハゼが水面から飛び出した。同じ場所を狙うと再びアタリがあり、2尾目をゲット。
仕掛けを岩に近づけすぎると、チチブが先に食ってくる。そこで、少し沖めに投入してハゼを狙う。
アタリがあってもハリ掛かりしないことが多いので、早アワセせずに待つ。すると、ラインが走っていくので、そこで竿を立てると小気味いい引きでハゼが釣れる。
移動を繰り返し9尾手中
3尾釣ったところでアタリが止まった。ハゼは縄張り意識が強いので場所を変える。アタリがある場所とない場所ははっきりしている。アタる場所は入れるとすぐにウキが動く。アタリがない場所で粘ってもダメなので移動を繰り返す。
ツ抜けを目指して釣り続けるが、次第にペースが落ちてきた。5尾からはペースダウンで、釣り座を行ったり来たり。竿が短く、斜めの石積護岸の下に立っているので疲れる。それでもアタリが出るとおもしろいので、次から次へ移動を繰り返す。
ツ抜けまであと少しだが、あとが続かない。時刻は12時を回っている。ここまで9尾でツ抜けまであと一歩だが、腹がすいたので納竿。ハゼがいることはわかったので、今度は時間のあるときにゆっくりやってみようと思う。
<週刊つりニュース関東版APC・大熊規男/TSURINEWS編>
養老川
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年9月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。