パヤオと呼ばれる大海原に浮かぶ人工魚礁は大型回遊魚の宝庫?!夏のキャスティングゲームで狙うシイラ釣りの魅力とは?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
パヤオ(浮き魚礁)とは?
パヤオとは陸地から何十kmも離れた沖合にある浮き魚礁のことで、深い海底から水面近くの浮きまでロープを伸ばして固定してあり、パヤオの1本のロープに発生する微小な生物を食べに小魚が集まり、それを目当てに大きな魚が集まってくる。パヤオを作ることで魚たちに食物連鎖を発生させることができる。
パヤオでの釣りの魅力
黒潮の流れる沖にポツリと浮かぶ魚礁なので、大型回遊魚のマグロや美味しいカツオ、シイラなど様々な魚種がルアーで狙えて、何が掛かるかわからないというドキドキ感があります。
天気や海況にも影響されやすい釣りなのでチャンスは限られていますが、大物を追い求めるビックゲーマーには夢の世界でしょう。
基本的な釣り方
パヤオ周辺は船をドテラ流しで釣りをしていきます。パヤオ周辺で起こるナブラにルアーをアジャストするもよし、誘い出しでマグロを狙うのもよし、ジギングで深いエリアを探るもよしと様々な釣り方があります。
プレジャーボートなら自由なスタイルで釣りができますが、遊漁船に乗る場合は釣り方の統一が求められると思うので、どんな釣り方をするか一度船宿さんに聞いてからタックルセッティングを行うと良いと思います。
使用タックル
シイラ専用のキャスティングロッドにリールは5000番のPEライン2号、リーダー40lbで望んだ。ルアーはトップ、ジグ、ミノー、ダイビングペンシルなどの何でも釣れるが、飛距離を稼ぎやすいジグが個人的におすすめ。
当日の状況
9月2日(土曜日)、天気は晴れ、風速は2m~3mほどの凪日に当たることができた。
出航時間は朝4時でポイントに到着することには朝8時くらいと移動時間に3時間半~4時間ほどかかる。
ルアーの動かし方
ジグの場合は40g~60gほどのジグをフルキャストして、着水した瞬間に速巻きのパターンが多い。大型回遊魚を狙うため、移動速度が素早く、ジグを動かすスピードを速くすることで、ターゲットに見切られにくくする効果やポイントを素早くサーチする効果がある。
トレースコース
浮魚礁のパヤオに回遊魚がついており、ルアーはパヤオに向かってキャスティングを行うとターゲットへのヒット率を高められる印象だった。パヤオに小魚が集まり、それを捕食しにシイラやカツオ、マグロなどの大型回遊魚が集まっていた。
シイラが入れ食い
朝一ポイントに到着すると、パヤオ周りに大型のナブラを発見!船首からジグをキャストして速巻するとすぐにヒット!とてつもない引きで上がってきたのはシイラ!ハワイではマヒマヒと呼ばれており、とても庶民的なお魚として有名らしいので持ち帰って食べてみることにしました。
その後もシイラ祭りでジグ、ダイビングペンシル、ポッパーなど、どんなルアーにもバイトしてくる超高活性な状況でパヤオ周辺はお魚天国!
釣り上げてからが危険?
シイラは釣り上げてからも、船の中でかなり暴れるのでフックを外す時は注意が必要です!サングラス、帽子で顔を守ることはもちろんですが、長靴や長ズボンを履いて足などにルアーが飛んでこないように注意しましょう。シイラが落ち着くまで船の上で暴れさせるか、長めのプライヤーで安全を確保しつつ外すことをオススメします。