9月3日は午後の時間が空いたので、三重県津市の田中川河口にハゼ釣りに出かけた。当日は中潮で干潮が午後2時1分。途中の釣具店でイシゴカイを購入して午後3時半に到着。ちょうど潮が上げてくる時間帯で、ハゼも河口に入ってくると期待した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
田中川河口でハゼ釣り
田中川河口の水門から下流側を見渡したが釣り人は誰もいない。水門下の右岸にある階段を下り、フラットな場所に釣具を置いて準備をする。
リールをセットしたコンパクトロッドを伸ばし、小型のハゼテンビンにオモリ5号。市販の赤ハゼ7号2本バリ仕掛けをスナップサルカンで取り付ければ準備完了だ。
ハゼ10cmダブルヒット
ハゼの反応を見るために小さなイシゴカイを1匹掛けして正面へ投入。水深が浅いので、すぐにオモリが着底する。イトフケを取ってミチイトを張ると、すぐにコツコツ、ピクピクとアタリが出てビックリ。慌てて大きくシャクってしまい空振りだ。エサをチェックするとイシゴカイの先端が食べられていた。
次はイシゴカイを半分にカットして刺して投入すると、またピクピク、プルンとアタリが出た。今度は余裕を持って軽くアワせ、そのままステイ。次のプルプルと出たアタリでリールを巻き上げると、10cmほどのハゼがダブルヒットだ。
ハゼの活性は高く、次から次へとアタリが出る。7投目で早くも10匹となり、好スタートを切った。その後もコンスタントにアタリが続き、数を伸ばしていく。なかにはハリを2本くわえた欲張りなハゼも登場して笑わせてくれる。
しばらくすると釣り人がやってきた。石積み堤からチョイ投げでハゼを狙って連発している。河口は全体的にハゼの魚影は濃いようだ。カニエサで落とし込みをする人もやってきた。クロダイを狙い、護岸際を探りながら水門の方へ釣り上がっていく。それを眺めながらハゼ釣りに集中する。
よく太った10cm超え快釣
正面のアタリが少なくなると下流側を狙う。根掛かりが多く、仕掛けがブチっと切れてしまった。新しい仕掛けに交換して上流側を狙うと、ゴンゴンとサオ先をたたくようなアタリで最長寸の13cmのハゼが登場した。
上流側は型も良く、11cm超のハゼがヒットする。ブルンブルンとサオ先を引き込むアタリには12cmと13cmがダブルでヒット。ハゼでもパワーのある引きを楽しめる。掛かるハゼは太っているので大きく見えた。
ジリジリと突き刺すような日差しで暑いが、海風が心地いい。根掛かりする下流側は避け、正面から上流側へ投げ分けてアタリを探っていく。ピリピリと小さいアタリにはベビーサイズのハゼがヒット。小型のハゼは優しくハリを外してリリースしていく。
ハゼ釣りに夢中になっていると、徐々に水位が高くなり、釣り座のフラットな場所まで水が上がってきた。ハゼの快引を楽しんで数も釣れたので満足して午後5時すぎに納竿した。