釣り人が行く先は天候急変地であることが大半である。海にせよ山にせよ、一般的にニュースで「天候が変わりやすい」とアナウンスされる場所である。夏には突然の雷雨に遭うこともあるし、冬場には路面の凍結や急な降雪で帰宅困難になることもある。今回は、そんな釣り場での天気急変による安全確保の方法について触れていきたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
冬場の天気変化
夏と相反するシーズンの冬であるが、基本的には釣りはオフシーズンである。しかし、筆者のようにエリアトラウトを楽しむ釣り人にとってはまさにシーズン真っ最中。
雪の日に限ってトーナメントなんてこともよくある。現に今年の2月のローカルトーナメントの時に、大阪府で大雪が降りスタッドレスタイヤを入れてなかった筆者は泣く泣く大会への参加を断念したことも記憶に新しい。
帰りのことも考慮すること
釣りの開始時点では降っていなくとも、帰りに白銀の世界となって帰宅すら危うくなることも考えられる。特に往路では路面凍結に注意したい。
未明から早朝にかけて、特に橋梁部分や河川の近くの道路では、水蒸気が路面に付着してそれが凍りアイスバーンになっていることもしばしばある。
山間部では、急な降雪により視界不良や雪が急に積もり、スタックして発進出来ないことも考えられる。それが国道などの道路であれば渋滞や事故も招きかねず非常に危険である。
スタッドレスタイヤを装着
これらの凍結や降雪でのピンチは、近年性能が上がっているスタッドレスタイヤを装着することで回避できることも少なくない。予備でチェーンも携行するとより安心である。
上記写真は、降雪時の千早川マス釣り場にて撮影したもの。スタッドレスタイヤを履いていたので難なくポイントに到達できた。
安全第一で釣りを楽しもう
夏であれ冬であれ、天気を予想することは非常に難しい。しかし、釣り同様に現場で判断して対処することも可能である。
安全であってこその釣りであり、状況をみて退く勇気も必要であると感じる。是非安全であることを念頭において釣りを楽しんでもらいたい。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>