ルアーは門外漢でへっぽこ釣り師の私ではあるが、沖防波堤のエサ釣りで釣れた魚という隙間産業的な視点で、釣魚の食味を綴った体験記を綴らせていたただきたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)
第3位「シオ(カンパチの幼魚)」
養殖のカンパチは一般市場でも流通していて、回転寿司でも市民権を得てはいるが、シオとなると釣魚としてしかお目にかかれない。水質の悪い海域には回遊してこないので、沖防波堤のエサ釣りで釣れる魚の代表格にもあげたい魚だ。
幼魚というと脂の乗りが悪くパサパサといったイメージがあるが、シオは十分に旨味を備えている。塩焼き、煮つけ、数が釣れたら刺身もイケる。
第2位「マコガレイ」
「マコはそもそもが『これ絶対美味いやつ』やんけ」とツッコミが入りそうだ。では、アカガレイやマガレイなどとは違って、マコガレイは一般市場にどれ程出回っているだろうか?
たまに見かけても、漁港直送をウリにした昼網市などで30cm級の個体が1匹800円〜1000円という、都市圏では今や幻級の魚と言える。これは「釣魚として」の枕詞を大いに掲げて2位に据えたい。