タチウオ釣りの本格的なシーズンが始まった。暑い時期でも夜釣りで快適に楽しむことができるタチウオ釣りだが、人より釣果を伸ばそうと思うと、それなりに工夫がいる。今回紹介するテンヤの引き釣りは、ほんの少しのアクションを付けることで、周囲に差をつけることができる。著者流メソッドを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)
アワセ・取り込み
テンヤの引き釣りは、タチウオのアタリを前アタリから存分に堪能できる釣り方だ。この駆け引きが、この釣り方の最大の魅力ともいえる。取り込みと併せてみていこう。
アワセの入れ方
アワセ方は、どのアクションも共通。アタリが出たら、「ガツガツ」という感触を感じつつ、スロースピードでリールを巻き続けるのが効果的だ(リール1回転につき2〜3秒)。
そして竿先を強く引き込んだタイミングで強くアワセを入れる。リールを巻かずに止めてしまうと、テンヤの重さが違和感となり、離れてしまうことが多いので注意したい。
取り込み
ラインを緩めないよう、一定の速度でリールを巻くこと。引きを堪能し足元まで寄せたら、一気にゴボウ抜きする。1mを超すサイズならタモで取り込むのもアリだ。
ルアーとエサの良いとこ取り
テンヤの引き釣りは、生エサの匂い・食い込みの良さと、ルアーのアクション・手返しという、両方の良いとこ取りともいえる釣り方。潮が動いていても止まっていても対応でき、最盛期のタチウオ釣りにおいてかかせない釣法だ。
アタリが出てからのスリリングなやり取りは、引き釣りならではの醍醐味ともいえる。タチウオ釣りの中では比較的アワセが簡単なのも見逃せない。手軽にチャレンジできるテンヤの引き釣り、皆様も楽しんでみてはいかがだろうか。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>