産卵終盤の初夏の梅雨イカ狙いは天候悪い日が多いが、確率高くゲットできるのでおすすめ。今回は実際の釣行の模様を含めて、釣り場の選び方やエギのチョイスについてお伝えしたい。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター・堤洋一）
初夏のエギング釣行
初夏のアオリイカ狙いのエギング釣行におけるポイント選びからまずは紹介しよう。以下の点を覚えておきたい。
・外洋に面した潮通しが良いポイント
・アマモやカジメが生えているポイント
・ベイトが溜まるワンド絡みのポイント
河川に近いポイントは少量の雨だと問題ないが、まとまった雨が降ると濁りが流れ込んだり、冷たい水が流れ込んで水温が低下したりするので避けた方が良い。
初夏に有効なエギのカラーと号数
夏イカのはしりなので、産卵にきてる個体を狙うというよりも、ベイトを補食しにきている個体を狙う感じだ。
カラーはベイトライクなナチュラル系やフラッシング効果の高いカラーが有効。潮が濁っているときは、チャートやグローが効果的だ。
号数は水温高い時期なので、ゆったりとした動きのシャロータイプよりも早い動き（切れのあるダート）が出せるスタンダードタイプ（3.5号）が適している。
初夏に有効なエギのカラー（提供：TSURINEWSライター・堤洋一）小さいながらアオリイカのオスをキャッチ
7月前半に、長崎県の西海エリアへエギング釣行へでかけた。実釣当日は小雨。しかも前日に強い雨が降っており、濁りの影響が少ない水深があるワンドで回遊待ちすることにした。
この日持って来たエギシャープはプロトカラーメイン。号数はスタンダードな3.5号V1のみ。ベイトを追ってきた活性高いイカを狙っていく。速い動きで誘うと、小さい型のオスがヒット。ヒットカラーはイエロー×オレンジ。濁りは少しあったので、チャートの暖色系が効いたのかもしれない。
暖色系のエギにヒットしたアオリイカ（提供：TSURINEWSライター・堤洋一）当日最大の本命がヒット
一杯目が釣れた後が続かない…カラーをあれこれとローテーションするが迷走することに。だが、下げ進行の潮で段々と雰囲気が出てきたところでkgアップ！この時、潮目もクッキリと出てベイトもたくさん目視でき集中する。
次にこの日MAXサイズがヒットして完全に時合い突入！カラーは時合い以降ブルピンで釣りき切った。
キロ超えのアオリイカをキャッチ（提供：TSURINEWSライター・堤洋一）ブルピンカラーの反応が良かった
今回の釣行で使用したカラーは全てプロトカラー。下地はマグマホロゴールドでフラッシング効果が強く、ドットのイワシ模様がアクセント。梅雨時期のベイトを捕食しに回遊してきたイカには効果的なカラーだったと思う。
なかでもブルピンが今回大当たり。水深あるポイントで濁り潮でもカラーが引き立ったのかもしれない。
ブルピンカラーにヒットしたアオリイカ（提供：TSURINEWSライター・堤洋一）
＜堤洋一／TSURINEWSライター＞
