昨年に続き「飯岡の船キス釣り」に出かけてきました。今期の必勝パターンを掴むまでに多くの時間を費やしてしまいましたが、後半はしっかり立て直し、終わってみれば十分なお土産の確保に成功!当日の釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
飯岡沖のシロギス釣り
例年6月末辺りから開幕し、8月末に終了する、良型の数釣りが期待できる穴場的シロギスエリア。筆者は、昨年初めてこの飯岡シロギスを経験し、そのポテンシャルの深さに驚かされました。
今期は、出だしこそ低調だったものの、釣果情報は右肩上がりに上昇し、筆者が出かけた「海の日」はトップ115匹と、ついに今季初の束越えを記録!今後も安定した好釣果が期待できそうです。
船キス釣りのタックル
竿はオモリ20号が背負えるもの。柔らかめ、硬め、自分の好みで構わないのですが、慣れなければアタリが取りやすい、先調子の硬めがおすすめ。ポイントの水深はどこも浅いため、ちょい投げに適しているスピニングタックルとの組み合わせなら尚可。という訳で、タックルは東京湾のシロギス仕様と同じ、ということになります。
仕掛けについては、良型が主体となることから、針は大きめの9号と昨年説明を受けたのですが……後ほど今期の「必勝パターン」を、釣行記の中で説明させてください。
エサは予約制となっていて、船宿で準備してくれるものはジャリメ。1パックをやや節約気味に使えば、これが40匹のシロギスに変わってくれます。のんびり1本竿なら2パック、100匹以上釣るなら3パック、2本竿でもっと釣ろうと思うならば、それ以上買ってください。
筆者だけ釣れない
空が白みなした4時半に出船。この日はシロギス目当ての釣り客が22人ということで、船宿は2隻出しにて対応してくれました。飯岡港を出た船は、特に速度を上げることなくゆっくりポイントへ向かいます。そして15分位走った所でスローダウン。水深は10m。船長のアナウンスで仕掛けを投入し、周りではポツポツとシロギスが釣れだしました。
1時間が経過。喰いはやや渋く、そして浅いものの、周りでは続々とツ抜けを達成している様子。筆者はと言うと……まだ2匹。
天秤仕掛けが有利か
なんとなくおかしいと思い始め、周りを観察してみる。すると、皆さん天秤仕掛けの、オモリから一番遠い針にて単発で釣っていることが判明。実はこの日、筆者が選んだ仕掛けは胴突き仕掛け。とりあえずこの日は「オモリから遠い針が好まれている」ことが分かりました。すかさず仕掛けを天秤に変更。仕掛けを替え、予想通りアタリは増えました。しかし、針掛りがイマイチ。
サイズがイマイチ
「サイズがイマイチだね~」と、左横の同行者と何気ない会話で、もう一つの「マイナス要素」にふと気づく。そう、今期の飯岡シロギスはサイズがイマイチ。
そういえば、船宿の受付では6号の天秤仕掛けが売っていたっけ。ようやくここで全ての謎が解けました。
後半はペースアップ
難解なミステリーが解けるまでに要した時間は実に2時間半。ようやく今期のパターンを掴み、ペースを上げていきます。途中、良型と思われる魚を何度かバラすものの、それでも、大きめの針より効率は良さそう。
周りでは猛暑の影響か、置き竿が増えてきましたが、筆者は必死に追い上げを試みます。そして納竿時刻の11時半。最後まで頑張って、何とか47匹まで数をのばすことができました。