夜釣りの際に選ぶポイントにおいて大事な「光」。常夜灯があるかどうかで釣果が大きく変わると言われています。ではなぜサカナは光に集まるのでしょうか?調べてみました。
(アイキャッチ画像提供:近藤俊)
光に集まる習性があるサカナ
光に集まってくる習性をもつサカナは、身近なものだとアジ・サバ・カマス・タチウオ・スズキ・メバルなどの根魚などが挙げられます。
これは船などで夜間に漁を行うサカナを考えるとある程度想像することが出来るでしょう。こう並べてみると、青魚の多くは光に集まりやすい傾向にあることが分かります。
他にもスルメイカやアオリイカなどイカの仲間も同様に光を好む習性をもちます。
集まりやすい光の色は?
サカナが集まりやすい光の色を考えた場合、上記の説も踏まえると、「白・青・緑」などが有力だろ考えられています。
常夜灯にような白色の光は視認性もよく、植物性プランクトンが集まりやすく、結果的にサカナが集まりやすいと言われています。
また、「青・緑系」の光はプランクトンが発色する色に似ていることから、サカナが集まりやすいく、特に青色はより遠くまで光が届くと言われています。
反対に赤色の光は、水中には届きにくいため、サカナが認識できないと言われています。
常夜灯で狙うは「白」
夜釣りのポイント選びの際には、やはり白色の常夜灯を選ぶのが良いでしょう。オレンジ色に光る常夜灯は白色の常夜灯に比べるとやはり釣果に繋がりにくい印象です。
また、夜釣りの場所選びで大事なのは光以外にも、潮の巡りがいいのかなども大事な要因となります。
明るいだけでもサカナが泳いで来なければ意味がありません。潮通しのいい明るいポイントこそが夜釣りで狙うべき最重要ポイントとなるのです。
<近藤 俊/サカナ研究所>