佃堀でのハゼ釣りで9cm頭に36尾【東京】湧き良好で今後に期待大

佃堀でのハゼ釣りで9cm頭に36尾【東京】湧き良好で今後に期待大

6月18日(日)、東京都中央区にある佃堀へハゼ釣りに出かけた。当日は、半日の釣行ではあったが、釣果は4~9cmハゼ36尾と、今季も湧きはよさそうで、あと1カ月もすれば、数・型とも期待できそうだ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

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淡水の釣り 小魚釣り

佃堀でハゼ釣り

6月18日(日)、東京都中央区にある佃堀へハゼ釣りに出かけた。7時すぎ、堀のシンボルになっている朱色の佃小橋に到着。

干潮で水位が下がっている。魚影を探して歩くと、森稲荷神社側の石積み護岸の斜面にへばりつく大小のハゼの姿が見られるが、昨年に比べて数は少ない。そこで、沖を狙うことにした。

佃堀でのハゼ釣りで9cm頭に36尾【東京】湧き良好で今後に期待大佃堀ポイント略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

当日のタックル

タックルは、3.9mのカーボン製ハエ竿にミチイト0.6号を竿いっぱいに結ぶ。魚が小さそうなのでハリはソデ1号、ハリスは0.3号7cmで、極小スイベルを介してミチイトに接続。

ウキは軸付きセル玉8mmをゴム管止めした下に中通しセル玉5mmを1個付け、0.2mm厚の板オモリを巻いて、すべてのウキがゆっくり沈むように浮力を調整。

エサは赤虫を通し刺しにしてハリ先を出す。

佃堀でのハゼ釣りで9cm頭に36尾【東京】湧き良好で今後に期待大ポイントの様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

デキハゼが活発

水深に合わせてウキ下を1.5mに取り、沖めいっぱいに振り込む。アタリを求めてウキを前後左右に移動して誘うと、5分くらいでアタリが出た。

水中へ斜めに引き込んだので、少し間をおいて静かに竿を上げるとプルッ、プルッときてハリ掛かり。4cmのかわいいデキハゼが釣れた。

続けて同じようなアタリを取ると、今度はいい手応え。キュッと竿先が絞られ、グイグイと水中深く引き込まれる。静かに抜き上げると8cmマハゼが登場。

その後、アタリは多いもののハリ掛かりしないこともあったが、誘いとアワセのタイミングを変えていくと、6cm前後のデキハゼをメインに7~8cm級も交じってポツポツ釣れた。

佃堀でのハゼ釣りで9cm頭に36尾【東京】湧き良好で今後に期待大デキハゼが活発(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

矢板のヘチ狙い

20尾くらい釣るとチチブとヨシノボリがうるさくなった。そこで、住吉神社側の舟が係留されている護岸前に移動。

水が引いてヘチの矢板の頭が見えるが、しゅんせつが行なわれたため、水深は1.5m前後と深い。矢板の周りに潜む魚を狙う。ヘチ狙いのため竿を3.2mに替えて、矢板の陰にエサを投入。

佃堀でのハゼ釣りで9cm頭に36尾【東京】湧き良好で今後に期待大ヘチを探った(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

マハゼ9cmも登場

すぐにアタリが出ないので竿を上下に動かし、エサを踊らせて誘う。すると、ウキがスーッと水中深く斜めに引き込まれた。アワせるとキュッと竿先が絞られ、強い引き込み。静かに抜き上げると9cmマハゼ。

同じポイントにエサを投入すると、ウキがナジむ間もなくひったくるようなアタリもあり、同型が3尾まで入れ食い。その後は6~8cmがポツポツ釣れた。

10時すぎ、竿を3.9mに戻し、船が係留されている近くを探る。数投でウキが大きく引かれたが、アタリが多いわりになかなか乗らない。5cmと魚が小さいこともあるが、乗ってもバラシが多い。食いが浅いようだ。

11時30分すぎに納竿。午前中2カ所の釣果は4~9cmマハゼ36尾。型は5cm級が主体。今季も湧きはよさそうで、あと1カ月もすれば、数・型とも期待できそうだ。

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
佃小橋
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年6月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。