本格シーズンを迎えるマイカに照準を合わせ、福井県敦賀市の遊漁船に6月上旬に単独釣行してきた。当日は満月の大潮で厳しいとの船長の予想だったが、幸い前半は曇っていたこともあり、本命マイカ13匹の釣果となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)
中盤までに2ケタ突破
時合いは午後8時から9時までの間。ボチボチとアタリは続き、レンジに入れると小さな触りがあり、9時すぎまでに何とか2ケタを釣り上げた。
一方で山田さんは苦戦。前半ほとんどアタリは拾えず、1匹目は午後8時を過ぎたころだった。しかし、彼はオモリグからイカメタルに切り替え、ケイムラの鉛スッテにパープルのドロッパーで徐々にアタリを出し始めていた。
お互いに情報交換しながら、できるだけ反応の多いタナを正確に伝え合った。船長からも魚探の情報を流してくれるが、釣れているタナと魚探の反応が異なっていることもあった。こういった状況では、アングラー同士の正確な情報交換が重要になってくる。
情報交換でヒットパターン共有
10時を回ると極端にアタリが減りだした。私もさまざまなタナを誘い上げ1匹、もう1匹と追加していった。
山田さんはボトムで釣れたとの情報をくれた。早速ボトムを攻めると同時にヒット。上がってきたのはスルメイカだ。こうした情報交換のおかげで、釣果が何とか積み上げることができた。
山田さんはヒットパターンをつかんだようで、連続ヒットとなり良型マイカが続いた。それに引き替え尻すぼみとなった私は、釣果を上げられぬまま沖上がりとなった。
最終釣果
釣果はマイカ13匹とスルメイカ3匹。山田さんはマイカ10匹と後半の追い上げでツ抜けを果たした。
船中では21匹を釣った人がサオ頭。満月の大潮で厳しいと予想していたが、幸い前半は曇っていたこともあり、少し良かったというのが船長の評価だ。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋/TSURINEWS編>