「気軽に狙う」イメージをなかなか持ちづらい中深場の五目釣りだが、駿河湾エリアでは航程30分ほどのポイントで多彩なターゲットを狙えるらしい。そこで今回、清水港の『富士山羽衣マリーナ』からヤマハのシースタイルを利用して出艇。駿河湾の中深場釣りを手軽に体感してきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部)
クロムツを追加
その後もアタリが遠のくと新しいポイントへと移動を繰り返すことで、シロムツのほか、アラも追釣。ポイントによってはクロムツも登場。気がつけばクーラーも賑やかになっていった。
14時すぎ。最後の流しまであきらめずに大本命アカムツの登場に期待したが、最後にクロムツを追加してストップフィッシング。アタリの多さ、何が登場するのかわからないワクワク感に、食事をとることも忘れて釣り続けてしまった。
次回は自身で操船も
30分かけて港に戻り、燃料を満タンにしてから15時にマリーナへ接岸。アカムツは姿を見せてくれなかったものの、大満足で船を降りることができた。今回は小野寺さんに操船をお願いしたが、私も2級船舶免許の保持者であり、次回は自分の操船でアカムツにリベンジしたいと思っている。
高級美味魚に舌鼓
釣ったアラは菊花盛りとカルパッチョ、シロムツは酢〆を炙って薬味和えと唐揚げ、クロムツは炙り刺しでいただいた。どれも本当に美味しく、豊かな海の恵みに感謝。
首都圏からのアクセス良好
神奈川や東京、千葉など首都圏のマリーナでもヤマハのシースタイルは展開されているが、中深場をこんな気軽に狙えるのは、清水港近辺の立地があってこそ。
東京からも車なら用賀ICから東名高速を利用して2時間かからずに到着できる『富士山羽衣マリーナ』。シースタイル会員の方は、ちょっと足を延ばして、この魅力ある駿河湾の海を味わってみてはいかがだろう。
『F.A.S.T.23』
ちなみに、同マリーナのシースタイル艇は、フィッシングボートとしての基本性能を追求した『F.A.S.T.23(船名:LANA)』。
操船性と快適性に優れていて、釣りに集中しやすいと感じた。全長7m、全幅2.35mとコンパクトながら、さまざまなシーンへの対応力を備えているので、ぜひ利用してみてほしい。
ヤマハマリンクラブ・シースタイル利用方法
ヤマハマリンクラブ・シースタイルを利用するには、シースタイルに入会することが必要となる。
シースタイル
2級(5海里限定)以上の小型船舶操縦士免許を所持している人におすすめ。北海道から沖縄まで、全国約140カ所(2021年4月現在)のホームマリーナが遊びの拠点となり、会員になればどこでもボートレンタルが可能。入会金:22,000円(初年度のみ)、月会費:3,300円。
問い合わせ
ヤマハマリンホットライン
TEL:0120-730-344
受付時間:9:30~17:30/年中無休(年末年始を除く)
富士山羽衣マリーナ
魚種多彩な駿河湾の中深場釣りを手軽に楽しみたい人には、富士山羽衣マリーナの利用がおすすめ。
シースタイルの基本ルールに従い、9:00~12:00、13:00~16:00の3時間コースと、9:00~15:00の6時間コースを選択できる。富士山の雄姿をバックに、高級美味魚を釣って釣って釣りまくろう!
問い合わせ
富士山羽衣マリーナ
静岡県静岡市清水区折戸2丁目1番3号
TEL:054-337-1113
公式HP:https://fujisan-hagoromo-marina.jp/
アクセス:東名清水ICから約9km(約20分)、静岡ICから約14km(約25分)。大型駐車場完備
<田中義博/週刊つりニュース関東版APC>