堤防夜釣りにおける5つの注意点と6つのマナーを紹介 太い仕掛けを使う理由とは?

堤防夜釣りにおける5つの注意点と6つのマナーを紹介 太い仕掛けを使う理由とは?

これからの季節は太陽光がきつく、日中の釣りは激しく体力を消耗する。一方、熱い日中を避けて夜間に釣行すれば、比較的快適に釣りを楽しむことができるのだが、夜間は気を付けるべきことがたくさんある。今回は、夜釣りの際に留意しておくべき注意点とマナーを紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

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荻野祐樹

釣り歴は約25年。得意ジャンルは渓流釣りと、カワハギ・タチウオ・メバル(全て餌釣り)等。解りやすい!をモットーに発信していきます。

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海釣り 堤防釣り

夜釣りで気を付けるべき6つのマナー

続いて、夜釣りを楽しむためのマナーを紹介していこう。

騒がない

夜間は多くの人が寝静まる時間。近年釣り場で花火やBBQをして騒ぎ、近隣住民とトラブルになる、といった事例が絶えない。夜間に釣りをする際は、釣りと安全確保のみに集中し、くれぐれも静かに釣りをするよう心がけよう。

隣に一声かける

これは日中の釣りでも実践したいマナー。特に夜間は周囲が見えづらく、オマツリや道具を踏んでしまうトラブルが起こる可能性が高い。気持ちよく釣るためにも、両隣のアングラーには「お隣、失礼します」と一声かけるようにしてほしい。

堤防夜釣りにおける5つの注意点と6つのマナーを紹介 太い仕掛けを使う理由とは?夜の釣り場はとにかく暗い(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

竿の扱いに注意

夜間は足元が暗く見えづらいため、堤防に竿を寝かせてしまうと、歩いてきた他のアングラーが誤って踏んでしまう事がある。こうなると、どちらが悪い……といったトラブルに繋がりかねない。竿はロッドホルダーを利用したり、手すりや堤防の波返しに立てかけるといった具合に、「立てた状態」をキープしよう。

堤防夜釣りにおける5つの注意点と6つのマナーを紹介 太い仕掛けを使う理由とは?竿は必ず立てておく(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

ライトの扱いに注意

時折、周囲の釣り人がライトで海中を照らして覗き込む事態に遭遇する。大型の魚がヒットして取り込むケースを除き、海中をライトで照らすのは重大なマナー違反。周囲の魚が警戒して散ってしまい、釣れなくなることが多いからだ。ライトを使用するなら手元を照らすか、大型魚を取り込む時だけにすること。

ちなみに、タチウオやヒイカ釣りで使用される発電機+集魚灯の場合は、「常時照らしっぱなしにすることでプランクトンや魚が集まってくる」というものなので、瞬間的に海中を照らす行為とは全く意味が異なる。

釣った魚はキープかリリース

時折、釣れた外道魚を堤防に放置している人を見かける。仮に毒魚を陸に放置すると、魚が意味のない死を迎えてしまうだけでなく、誰かがけがをしてしまう可能性もある。

ちなみに夜間によく釣れる毒魚・ゴンズイは非常に生命力が強く、陸に放置していると這うように動くことがあり、想定していない所でうっかり刺されてしまう……なんて事もありえる。夜間は周囲が見えづらくリスクもハネ上がるので、狙いの魚でない場合は必ず海中にリリースしよう。

必要以上に釣りすぎない

これは時間帯問わず、どの釣りにも言えることだ。必要な分だけ釣り、釣りすぎないように心がけよう。特に夜間は魚の警戒心が和らぎ、爆釣する事もある。くれぐれもモラルを大事にして頂きたい。

夜釣りは周囲への気配りが必須

夜釣りには独特の雰囲気があり、想定していない釣果に恵まれる事がある。だからといって大騒ぎしてしまうと、周囲のアングラーや近隣住民に迷惑が掛かり、最悪の場合は釣り場の閉鎖に繋がってしまうことがある。

また、魚を釣りたいからと言って無理をすると大変危険なので、周囲への配慮を怠らないように心がけつつ、安全・快適に夜釣りを楽しんでほしい。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>