連日の真夏日が続く今日この頃、体がだるく元気が出ない「夏バテ」気味の人も多いのではないでしょうか?そんなあなたの夏バテに役立つ魚介類をご紹介します。
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オススメの魚介類
そんな熱い夏にこそサカナを食べること非常に重要です。
先ほどご紹介した栄養素を豊富に含んでいる上に、サカナを使った料理はお刺身や塩焼きなど調理がシンプルなものが多いのも嬉しいところです。
DHAやEPAなどは魚介類以外からは摂取が難しいため、夏場は魚料理中心の食生活にした方が良いと言えるほど。
魚介類の中でも特に夏にオススメなものをご紹介します。
イカ
肝臓の働きをサポートするタウリンや良質のたんぱく質が豊富に含まれているため、疲労回復効果やエネルギー源に期待が持てます。
7月ごろから北海道のスルメイカが旬を迎えますので、夏に美味しく頂けるのも嬉しいところです。
マグロ
マグロの赤身は、イノシン酸やタウリンが豊富で、あっさりしているのにうまみがしっかりとあるのが特長。
DHAやEPAが豊富に含まれることでも知られていますが、赤身は特にタンパク質が豊富で過酸化物質を分解する酵素の成分、セレンを多く含んでいます。
また、血合いの部分には鉄分や美肌効果のあるビタミンEが多く含まれているので、この夏の疲労回復や美容やダイエットの強力な味方です。
ホッケ
魚類は、肉類より比較的カルシウムが多く含まれおり、ホッケは100gあたりに22mgのカルシウムが含まれています。
これは鶏むね肉の約5倍、豚ばら肉の約7倍に相当するカルシウム含有量です。
さらに、皮膚や粘膜の健康を維持する作用もあるナイアシンや造血効果のあるビタミンB12も多く含んでおり、紫外線に弱い方、貧血気味の方は積極的にホッケを食べるといいでしょう。
カツオ
カツオはサカナの中でも特に高タンパク、低脂肪のヘルシーな食材です。ビタミンA、B1、B2、B12、鉄分などが含まれ、その栄養価の高さはレバーに匹敵します。
中でも魚肉トップクラスの含有量を誇るビタミンB12には、赤血球の生成を助け、鉄分とともに貧血を予防する働きもあります。
サカナで見るとウナギでも同じように栄養は取れますが、暑い夏はなかなかこってりした味付けは食が進みません。
サッパリと食べやすいカツオは夏に非常にオススメの食材です。
サカナを食べて夏を乗り切る
まだまだ夏は始まったばかり。夏バテになってかからでは、食欲もなくなって思うようにサカナを食べることが出来ません。
夏バテを予防するためにも今から積極的にサカナを食べて元気に夏を乗り越えましょう。
<近藤 俊/サカナ研究所>