岐阜県中津川市を流れる恵那漁協管内の付知川は、早期解禁する河川で初期から数釣りが楽しめる。水はきれいで透明度がある。流れは変化に富んでおり、大淵も各所にあり釣り応えがある。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・内藤茂幸)
付知川のアユ釣り
今年の解禁日は5月20日の土曜日。私のホームグラウンドの長良川郡上の解禁は6月なので、毎年のように5月は付知川に釣行している。
放流されている種苗は、センター海産F‐1を4千800kg。琵琶湖産を1千kg。前期と後期に分けて放流されるが、大半が前期に放流される。放流される場所は管内各所にキメ細かく放流されており、放流された場所はオトリ店などで放流実施表をもらえるので参考にすると良い。
管内各所に放流されているが、解禁当初よく釣れるのは田瀬地区や島田橋近辺で毎年実績がある。私は解禁当初は、田瀬地区や島田橋近辺に入ると決めている。
田瀬地区
田瀬地区でお勧めなのが、新田瀬橋、田瀬橋、旧田瀬橋だ。新田瀬橋から田瀬橋の間は、早朝日陰になるので朝一は掛かりがイマイチだが、活性が上がってからは入れ掛かりになる。
釣りやすい瀬が続くが、所々に深みもあり良型が出る。朝一は我慢の泳がせ釣りになるが、活性が上がってからは引き釣りでも釣れる。夕方には追い星がクッキリ出たアユも釣れる。田瀬橋の真下は深みがあり、一日釣れるが型は小型が多い。田瀬橋上流は石が大きく、白泡の段々瀬。流れも速いが深みも適度にあり、数も型も狙える人気ポイントだ。
旧田瀬橋は田瀬橋の上流にあるエン堤上のポイント。エン堤上に淵があり、その淵上流に良い段々瀬がある。段々瀬の上は深瀬になっており、ここにアユがたまる。深瀬の上は中州があり、二股に流れが分かれるがどちらも釣れる。その上流は釣りやすい瀬が続く。駐車スペースは、田瀬橋近くにある電話ボックス辺りに駐車できる。
島田橋近辺
言わずと知れた超人気ポイント。その分放流量も多い。日当たりも良く朝一から期待できる。漁協のライブカメラで常時チェック可能。橋上流に釣りやすい瀬が続き、右岸左岸どちらからもサオ出しできる。
橋下流は日陰だが、いい感じの渓流相。島田橋下流に原オトリ店がありオトリ店下に彦さ淵がある。深い淵でアユのたまり場になる。彦さ淵下流も渓流相で、数釣りが楽しめる。駐車スペースは島田橋たもとと原オトリ店の辺りにある。
付知川は水がきれいで渓相も良く癒やされる。初期から数釣りが堪能できる。解禁当初は釣り人も多いので、トラブルがないようにしたい。今年ももちろん釣行予定だ。昨年は小型が多かったが、今年は例年通りのサイズが数釣りできると期待している。
<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
恵那漁協管内