富山湾と言えば、ライトタックルでのアカムツ釣りが主流。しかし、もっとライトなタックルでアカムツを釣る遊漁船があるとのこと。釣果を拝見してビックリ!船頭は10匹オーバーです。1本針スタイルで軽いものを使い分け、アカムツを釣ります。これは行くしかないと即座に予約。5月27日に富山の岩瀬プレジャーボート置場から乗船しました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荒木清)
【スーパーライトタックル】
船長stopのため、詳しくご紹介できないですが、船に乗れば、貴方もファイトクラブ流!?を伝授してもらえます。
タイラバロッドが最適
船長曰く、このSLTのセッティングでは、タイラバロッドが一番いいとのこと。過去に色々な竿を使ったみたいですが、タイラバロッドが一番やりやすいみたいです。
常連さんが船長の竿を借りてやっていましたが、そのオモリでも、穂先~ベリー~バットまで竿が負けておらず、アカムツをかけてからも竿の柔らかさでアカムツの強い引きを軽減。穂先も柔らかいため、アタリが取りやすいとのことです。
常連さんと話しましたが、一つ言うなら合わせるタイミングが難しいとのことです。アタリが明確なため、早合わせが増えます。詳しい竿のチョイスは船長に聞くと良いでしょう。
オモリは軽め
ORCAのアカムツ釣りで使うオモリの重さはさまざまですが、全体的に軽めのものが使われます。
富山湾では100号が基本ですが、重いオモリを使わなくても、釣りは可能です。当然ですが、潮が早い時や、水底が取れない方などは、重いオモリを使うのをおすすめします。
この日は主に、水深140m付近を攻めましたが、オモリが軽いため、手持ちスタイルでも、全然疲れることがなく1日楽しめます。お子さんや女性の方でも気軽に挑戦できるのはうれしいポイントです。
1本針で攻めのスタイル
本来のアカムツ釣りの胴付き仕掛けは2本~3本針ですが、ORCAさんではなんと1本針スタイルです。1本針なので、手返しが何と言っても早く、時合を逃さず釣りができます。
蛍光玉、マシュマロボール、パイプなどは好みでやって下さいとのことです。
この日はオモリからハリまで、長めで作成。船長は「最初はオモリからハリの距離を長くして、徐々に短くするのもありですよ」と話します。
2本針や3本針は手返しが悪く、1本で十分釣れるらしいので、自分も1本針スタイルでチャレンジしました。釣り方は至ってシンプルで、水底まで落としたら、0テンションや50センチあげて待つなどさまざまなアプローチを試します。
明確なアタリがあったら即アワセ。1回アタリがあって針掛かりしなければ即回収で、餌を新しいものに変えます。従来のアカムツ釣りはスローの釣りですが、ORCAではその真逆。
意外と即アワセ掛からないイメージですが、それが面白いようにかかります。その時のアカムツの活性にもよりますが、この日は、この釣りがハマりました。
エサ
エサはホタルイカ1本付けやワタ抜きです。1本掛けよりもワタ抜きの方が、勝負が早いです。1本だと、活性が低いと足だけ取られて終わることも。
ワタ抜きは軽く、吸込みやすいため、即アワセには適していると思います。勿論、1本付けでもOKです。今回は従来のホタルイカと、ホタルイカのニンニク漬けを使いました。
ニンニク付けは匂いがきついのか、入れて即当たりますが~!この日はカレイに軍配が。1m上でもカレイが……。カレイが食うのが先か、アカムツが食うのが先か…そんな状態です。この日はこれでカレイ10匹オーバー釣っています。(すべてリリース)
エサ釣り&ジギングでもOK
ORCAでは、エサ釣りでいっぱい釣れて飽きた方や、JIGをやってみたい方は、両方用意してきてOKだそうです。両方同時にはできませんが、餌に反応がないときや、その逆のときもあるため、両方用意して行くのも良いでしょう。