手軽に海のルアーゲームが楽しめることで人気のある「アジング」。各メーカーからさまざまなルアーが発売されているが、数も型も狙いたいなら、TICTのアジング用ワーム「アジボッコ」がおすすめだ。今回は、アジボッコを使ってアジング釣行する際の釣果アップのコツをお伝えしよう。
(アイキャッチ画像提供:TICT)
初夏のアジの誘い方
梅雨入り前から梅雨明け後が、産卵からのアフター回復時期で良い時期になる。
もちろんアフターなのでベイトを積極的に追いかけるような活発な捕食せず、明暗や潮目やストラクチャーにステイしてアミや極小ベイトフィッシュが流されてきたのを待って捕食する。
そのため、ヘビージグ単で激しくハネさせてアピールするより、軽量ジグ単で任意のレンジをフワフワと流れるような感じでドリフトさせてスローに食わせるイメージで誘うほうが良い。
2.5inch前後のワームでまずは誘って、食いが悪ければ1.5inch前後にかえてシルエットを小さくしたり、ジグヘッドをさらに軽くしたりすれば釣果は上がるだろう。
今回のタックル
・ロッド:TICT UTR-68-TOR the Answer
・リール:1000~2000番
・ライン:TICT ジャックブライト0.3号
・リーダー:TICTボルドーレッド0.8号
・スナップ:TICTラクリップ ノーマル
・ジグヘッド:TICTアジスタS 0.8~1.5g
・ワーム:TICTアジボッコ 2.5inch、TICTアジボッコ 1.5inch
『アジボッコ』がおすすめ
アジボッコは極小扇型のフィンが、ベースのピンテールワームボディの周囲から多数規則的に垂直にでており、リングワームでもスタンダードなリブ付きワームでもないユニークな形状をしている。
この多数のフィンにより水の抵抗がかかりやすくなるために、リブが少ないスリム系のワームより潮流を感知しやすく、またフォールスピードが遅くなる傾向にある。
そのため、アジボッコはスローにリトリーブできて、レンジキープしやすいワーム。軽量ジグヘッドを使用すれば横方向のドリフトも容易で、あまりリトリーブせずにレンジをキープできるはずだ。
型狙いなら2.5inch
このワームのサイズは発売中の2.5inchと新しく発売になった1.5inchがあり、型狙いでいけば当然2.5inchとなる。
尺オーバーのアジが釣れるときは、小型のカタクチイワシやキビナゴ等のベイトフィッシュに付いていることが多く、アピールさせて早めにアジに見つけさせて食わせることが重要となる。
ベイトフィッシュ付きの尺オーバーのアジなら、難なくこの2.5inchサイズでも吸い込んでしっかりとフッキングさせてくれる。
マメアジが尺オーバーのアジと混在する場合、マメアジは大型ワームだと吸い込みにくい。マメアジのアタリを無視し、尺オーバーのアタリを待つ際にも有効だ。
数狙いなら1.5inch
釣行時の状況はさまざまで一概には言えないが、極小ベイトを捕食しているアミパターンの場合や数狙いなら1.5inchだろう。
アミパターンの場合、ベイトフィッシュパターンと違い、アジが口をあまり開かないため吸い込む力が弱い。なかなかノド奥まで吸い込まずに口唇に掛かることが多いので、2.5inchより1.5inchのほうが吸い込みやすくバラシが減る。
ただし1.5inchを使用してもアタリが分からず、ワームをひったくっていくバイトもある。この場合はほとんど口唇に掛かっているので、無理なファイトや強引な抜き上げはバラシの原因となり注意が必要だ。
ワームを小型にするだけでなく、アジにリグを吸い込ませしっかりアタリをだすために、ジグヘッドは0.6~1.3gの間で選ぶ。潮の速さにもよるが、なるべく軽めのものをチョイスしてミスバイトを防ぐのが、数を伸ばす秘訣だ。