海や汽水域の河川に生息しているチヌ(クロダイ、キビレ)をルアーで狙う「チニング」。年中狙えるターゲットとして人気があるおすすめの釣りです。今回はおすすめのチニングロッドを12選ご紹介。チニングロッドの選び方についても詳しく解説します。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)
チニングとは?
チニングとは、海や汽水域の河川に生息しているチヌ(クロダイ、キビレ)をルアーで狙う釣りのこと。チヌは雑食性で、ポッパーなどの表層を攻めるハードルアーから、底をズル引きするワームまで幅広いルアーに反応します。
全国で年中狙えるため、近年はルアーフィッシングのターゲットとして人気です。最近は専用タックルも登場し、感度が高く大型のチヌにも対応できるモデルも選べるようになっています。
チニングロッドの選び方
チニングロッドは、チヌの小さなアタリを感じ取れる感度の高い穂先(ティップ)と、強い引きにも負けないバットの強さを併せ持っているのが特徴です。
専用ロッドの中には、ソリッドティップと呼ばれる、よりしなやかな穂先を採用しているモデルもあります。
チニングロッドの長さ
チニングロッドは、ルアーの操作性と飛距離のバランスが良さを両立したい場合、7.6ftがおすすめです。
川幅が大きな河川を攻めるときは、それよりも長いロッド、小規模のエリアやルアーを繊細に動かしたいなら短めのロッドを選んでみてください。
チニングロッドの硬さ
チニングロッドの硬さは、L(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)の3つが一般的です。
最初の1本を選ぶなら、幅広いルアーを扱えて、パワーを損なわないMLがおすすめ。軽めのルアーを主軸に扱うときはL、大型チヌをターゲットにするときはMを選ぶと良いでしょう。
チニングロッドの調子
調子とは、ロッドがどのあたりから曲がり出すのかを表す言葉で、大きく分けて先調子(ファストテーパー)と胴調子(レギュラーテーパー)の2種類があります。
先調子は、ロッドの穂先の部分から大きく曲がるのが特徴。魚の小さなアタリに素早くアワセるのに向いています。また、ルアーの操作がしやすいのもポイントです。
胴調子は、ロッドの真ん中部分が大きく曲がる設計。ロッド全体で衝撃を吸収するため、魚が暴れてもバラしにくい特性を持っています。
チヌは口が小さく、吸い込む表にエサを捕食するため、アタリが繊細です。小さなアタリに対応できるように、チニングロッドは先調子のモデルが良いでしょう。