海や汽水域の河川に生息しているチヌ(クロダイ、キビレ)をルアーで狙う「チニング」。年中狙えるターゲットとして人気があるおすすめの釣りです。今回はおすすめのチニングロッドを12選ご紹介。チニングロッドの選び方についても詳しく解説します。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)
目次
【1万円台】初心者向けチニングロッドのおすすめ
ここからは、入門者向けチニングロッドをご紹介します。
1. ダイワ ルアーニスト 76L
さまざまな釣りに対応できるように、幅広いモデルが展開されているルアーフィッシング入門者向けのロッドです。
チニングで使う場合は76Lがおすすめ。ロッドの硬さは柔らかめで、ワームで繊細に底を探るボトムチニングがしやすいモデルです。
2. シマノ ルアーマチック S76ML
ルアーフィッシング入門者向けに開発されたソルトルアーロッドです。
さまざまなモデルが展開されていますが、チニングで使う場合はS76MLがおすすめ。ロッドの硬さと長さのバランスが良く、幅広いシチュエーションに対応できます。
3. メジャークラフト 2代目ソルパラ X クロダイ SPX
気軽にルアーフィッシングを体感できるソルパラシリーズのチニングモデルです。穂先が繊細で、ワームを底でズル引きするのに向いています。
ロッドの調子がレギュラーファーストと、先調子と胴調子の中間あたりに設定されているのもポイント。ルアーの操作性とファイト中のバレにくさを両立しています。
【1~3万円】ミドルクラスチニングロッドのおすすめ
ここからは中級者向けミドルクラスのチニングロッドをご紹介します。
4. ダイワ シルバーウルフ 76ML-S
ワーム、プラグ両方のルアーを幅広く扱える汎用性の高さが持ち味のチニングロッドです。感度と操作性を両立させるために、張りの強さとしなやかさを併せ持ったソリッドティップを採用しています。
素材は、樹脂の量を減らしてカーボン繊維の密度を高めた「高密度HVFカーボン」。軽量でありながら強度が高く、大型チヌとのファイトもこなせます。
5. シマノ ブレニアス BB S78ML
表層からボトムまで、あらゆる状況に対応できるチニング専用ロッドです。チヌの小さなアタリに追従するために、食い込みの良い柔軟なティップを採用しています。
カーボン強化素材CI4+で作られており、軽さと強度を両立。長時間釣りをしていても疲れにくく、大型チヌの引きにも負けません。
6. ヤマガブランクス ブルーカレント3 76ストリーム
プラグでの釣りに特化したロッドです。トップウォータープラグやミノーシンキングペンシルなどを繊細に操作できるように、ティップとベリーに適度な張りを持たせています。
チニングだけでなく、アジやメバルを狙う小型プラグも操作可能。これ1本でほかの釣りに代用できるのもうれしいポイントです。
【3万円以上】チニングロッドのハイエンドモデルおすすめ
ここからは上級者向けハイエンドクラスのチニングロッドをご紹介します。
7. ダイワ シルバーウルフ MX 76ML-S
都市部の河川や湾港部でチヌを狙う「アーバンチニング」に向けて作られたダイワ製チニングロッドです。あらゆるフィールドに対応できるように高い感度とパワーを両立。幅広いシチュエーションに対応できる1本です。
スピニングリールだけでなく、ベイトリールに対応しているモデルも展開。精密なキャストや力強いファイトを好むアングラーに選ばれています。
8. シマノ ブレニアス エクスチューンS78ML
高感度、高強度を追求して作られたシマノ製チニングロッドのフラッグシップモデルです。徹底した軽量化が施されていながら、トラブルが起こらない設計で釣りの快適性が追及されています。
中空構造のカーボンモノコックグリップを採用。手元にボトムの質感や潮流の変化が伝わるほど感度が良いので、小さなチヌのアタリにも対応できます。
9. オリムピック グラファイトリーダーシルベラード
ボトムゲームに特化した専用モデルのチニングロッドです。ファストテーパーの穂先には適度な張りがあり、高い感度を実現しています。
バットセクションに「クワトログラファイトクロスXX」と「G-MAPS製法」を搭載。飛距離が出せる上に大型チヌのファイトも余裕でこなせるパワーを持っています。
チニングロッドのベイトモデルおすすめ
ここからは、ベイトリール専用のチニングロッドをご紹介します。
10. アブガルシア ソルティースタイル ベイトフィネスカスタム732ML-SKR
気軽にソルトルアーフィッシングが楽しめるように開発されたルアーロッドです。さまざまなモデルが展開されており、ベイトリールでチニングを楽しみたいなら、ベイトフィネス対応のこちらのモデルがおすすめ。
バットパワーが強いため、チヌの強い引きにも対応できます。
11. ダイワ シルバ-ウルフAIR 76ML-S
シルバーウルフMXをベースに改良が加えられたベイトリール専用チニングロッドです。剛性の高いブランクスを採用し、飛距離や操作性、素早いフッキングへの反応を実現しています。
ロッド全体がしなやかに曲がるため、魚を必要以上に暴れさせないショック吸収性も併せ持っている点も魅力です。
12. ヤマガブランクス ブルーカレント3 82B
ルアーをより遠くまでキャストできるロングレングスのベイトリール専用チニングロッドです。しなやかで反発力が高く、大型チヌを相手にしても持ち前のパワーで寄せることが可能。
繊細なルアー操作もできるため、パワーと繊細さを併せ持ったロッドを求める方におすすめです。
チニングロッドに関するQ&A
ここからはチニングロッドに関する質問にお答えします。
Q1. チニングロッドは万能?ほかの釣りに使える?
チニングロッドは、ほかのルアーフィッシングでも使えます。同じソルトルアーフィッシングではシーバスを狙うのに適しており、実際にシーバスが掛かっても釣り上げることが可能です。
ただし、穂先が柔らかい分使えるルアーは軽めで、ルアーウエイトを守らないと破損の原因となるため注意してください。
Q2. チニングに代用できるロッドはある?
同じソルトウォーターの釣りでは、硬めのメバリングロッドやエギングロッドがチニングに代用可能です。フレッシュウォーターでは、MLクラスのバスロッドが候補として挙げられます。
ほかにも、長さと適合ルアーウエイトが近い先調子のロッドであれば、快適にチニングを楽しめるでしょう。
Q3. 安いチニングロッドはいくらで手に入る?
チニングロッドは、入門者向けのロッドが1万円以下で各メーカーから展開されています。初心者が楽しむのに十分な性能を持っており、気軽にチニングに挑戦することが可能です。
まずは安いチニングロッドを購入してみて、チニングを突き詰めたいと考えるようになったら、ハイエンドモデルに手を出してみることをおすすめします。
<藤田浩平/TSURINEWS編集部>