北茨城市・平潟港から第15隆栄丸に乗船、北茨城沖で中深場五目釣りを楽しんできました。当日は、浅めの130m前後を狙うとのことでオキメバル(ウスメバル)が中心の五目釣り。船長は「活性が低い」と言っていましたが、終わってみれば赤、青、黒の計六目を達成!43Lクーラーボックスが半分埋まった釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
ウスメバルから顔出し
釣行日は5月4日。ゴールデンウィーク真っ只中、ということで、「早くやって早く帰ろう」という船長の計らいで、この日はいつもより早い3時集合の3時半出船に。こういうフレキシブルな対応も、この船宿ならでは。行程は1時間半。空が白んできた5時に第1投となりました。
しかし、出だしは喰い渋る状況がつづき、船中ウスメバルがポツポツでアタリが出ない人も多数。
空針にサバ短やホタルイカをつけた筆者の仕掛けでは、下の針、せいぜい2番目の針までにしか喰わないので、追い喰いも期待できません。船長、3投やって移動を決断しました。
移動後に多点掛けも
水温が低いらしく、移動後も相変わらず下の1~2本針に喰ってこない状況でしたが、出だしのポイントよりはアタリは出る状況。船長は「今日はダメ」とばかりの表情で操船していましたが、程よいペースで船中の桶に魚がたまっていきます。
ただし、フラッシャー仕掛けを使っていた人たちは、流しによってはオキメバルの4~5点掛けで盛り上がっていたものの、サバの遭遇率も高かった模様。この日はどちらの仕掛けを使っても同じではなく、明らかにパターンが分かれていました。
釣ったサバをエサにしてマゾイ連発
残り2時間を切ったところで、筆者の仕掛けが着底を待たずに止まってしまいます。予想とおり、サバの仕業でした。しかし、サバはサバでもマサバの方。大事に血抜きして持ち帰ることにします。
仕掛けは絡んでしまいましたが、なにとか4本針仕掛けに再生し、つづきはこれでやることに。空針だと、上の針は喰ってもせいぜいサバなので、問題はなしです。
そして釣れた4匹のサバのうち1匹を捌いて短冊に。これが功を奏したらしく、これまで1匹どまりであったマゾイを5匹まで数をのばすことに成功しました。
最終釣果
いつもより1時間早い11時に納竿。全部で15回位やって、空で上がった流しは3回。1度だけウスメバルの4点掛けがあったものの、ほぼ1~2匹のペースで数を重ねることができました。
結果は、ウスメバル10匹、マゾイ5匹、メダイ1匹、ウッカリカサゴ1匹、サバ4匹(持ち帰りは3匹)、ドンコ2匹の6目釣り!
因みに、フラッシャー仕掛けを使っていた方達は、サバ多く、マゾイが低調であった代わりに、オキメバルは筆者の倍位の釣果でした。ご参考まで。
常磐沖は、ヤリイカ釣りが終わりを迎える、これからの季節が中深場釣りの本格シーズン。ぜひ、大きめのクーラーボックスを持ってお出かけください!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
第十五隆栄丸
出船場所:北茨木市・平潟港