春のヒラマサシーズンも一段落する5月以降はさまざまな人気ターゲットが狙えるようになる。私の船でもイサキSLJ・エギング・博多湾タチウオ・イカメタルなどで出船するが個人的には年間を通して一番好きなシーズンである。お手軽に狙えて食味も抜群なターゲットを楽しめるのがこれからの季節の魅力だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)
イカメタル
ケンサキイカがメインとなるイカメタルゲームだが、こちらも夏の風物詩として人気が高い。本紙が発売されるタイミングはシーズンとしてはやや早いタイミングとなるが、これから季節が進むにつれて徐々に本格化してくる。
イカメタルゲームは夜釣りのイメージも強いがデイゲームでも十分に楽しむことができ、私の船でももちろん夜焚き便で出船しているが、昼間はイサキSLJの合間や、タチウオ→イサキSLJ→イカメタルのリレー便で楽しんでいる。専門で狙っても面白いし、釣りの合間のお土産狙いとしても良し、そしてイカが嫌いな人なんていないといっても過言じゃないと思うほど家族や知人に配っても喜ばれるターゲットだ。
エギング
佐賀方面や宗像エリアと比較するとやや印象は薄いが、福岡近郊エリアでもエギングを楽しめる。私の船ではほかのターゲットと比べると出船機会は少なめだが、エギングをメインに出船している遊漁船も多く、なによりアクセス面が良いので意外と福岡近郊エリアもボートエギングの人気は高い。
ほかのエリアと比べると年ムラはやや強めに出る印象だが、調子の良い年だと1人10尾オーバーとなることも珍しくなく、もちろん1kgオーバーの良型も十分に望める。昨年はかなり厳しいシーズンとなったが、これから本格シーズンとなるエギングも楽しみのひとつとなるターゲットだ。
今回はこれからの季節、私の船が案内しているターゲットを紹介したが、春~初夏までのシーズンは何を狙うか迷ってしまうほどいろいろな魚種が楽しめる。一日を通して専門的に1魚種を徹底して狙ってみても良いし、2~3魚種をリレーしながらいろいろ狙っても面白い。季節的にも魚種的にも一番釣りが楽しめる季節だ。
<週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥/TSURINEWS編>