渓流で釣った魚で作る「フレンチ」レシピ:アマゴのガーリックムニエル

渓流で釣った魚で作る「フレンチ」レシピ:アマゴのガーリックムニエル

釣るのが楽しく、見た目も美しい渓魚達。専門店があるくらい、おいしい魚であることは周知の事実だが、塩焼きや唐揚げといったシンプルな料理以外にも、もっとおいしいレシピがある。今回は、著者オススメのレシピである、ガーリックムニエルの作り方を紹介しよう。食材となる魚は、4月~6月に旬を迎えるアマゴだ。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

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荻野祐樹

釣り歴は約25年。得意ジャンルは渓流釣りと、カワハギ・タチウオ・メバル(全て餌釣り)等。解りやすい!をモットーに発信していきます。

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調理の手順

下ごしらえができたら、あとは焼いていくのだが、バターを入れるタイミングがポイント。バターの香りと旨味を楽しむ料理のため、バターは最後に入れたい。

ニンニクから香りを出す

フライパンに大さじ1程度のオリーブイルを入れて火にかけ、ニンニクスライスを入れておく。表面がキツネ色になるまで、弱火でじっくり香りを出していこう。

渓流で釣った魚で作る「フレンチ」レシピ:アマゴのガーリックムニエルこの色合いが目安(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

アマゴに小麦粉をはたく

ニンニクを焼いている間に、アマゴに満遍なくたっぷりの小麦粉をはたいておく。

この工程は焼く直前にやらないと、小麦粉が水分を吸ってベチャっとなり、仕上がりに差が出るのでタイミングが大切だ。

渓流で釣った魚で作る「フレンチ」レシピ:アマゴのガーリックムニエル尻尾までたっぷりとはたいておく(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

アマゴを投入

ニンニクが色づいたらフライパンから取り出し、粉をはたいたアマゴを投入。中火にしてまずは1分程度表面を焼き、その後そっと裏返す。

渓流で釣った魚で作る「フレンチ」レシピ:アマゴのガーリックムニエル裏返したところ(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

反対側の面も1分半程度しっかり焼く。これで旨味をギュッと閉じ込めるイメージだ。

あとは焼け具合を見ながら2~3回、菜箸やフライ返しなどでひっくり返しつつ、両面がこんがり焼けるまでしっかりと火を通していこう。

渓流で釣った魚で作る「フレンチ」レシピ:アマゴのガーリックムニエルこれくらい焼けたら次の工程へ(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

バターを投入

アマゴによい焦げ目がつきはじめたら弱火にして、バターを投入する。急激に溶けていくので、この溶けたバターをしっかりとアマゴにからめていこう。

渓流で釣った魚で作る「フレンチ」レシピ:アマゴのガーリックムニエル焦げやすいので弱火で(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

このとき、フライパンにたまったバターを、スプーンですくって魚にかけるとよりきれいに仕上がる(フレンチのアロゼという手法)。とくにアマゴの腹の中に何度も油を通すことで、中までしっかり火が通るはずだ。

表面にバターの色とツヤがついたら完成なので、盛りつけて温かいうちにいただこう。

渓流で釣った魚で作る「フレンチ」レシピ:アマゴのガーリックムニエルこの色合いが食欲をそそる(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

おいしい渓魚を家族で味わおう

こちらのアマゴのガーリックムニエルが、著者の息子は3歳のころから大好物。

今回、記事を書くためにアテとして作ったところ、ご飯をたらふく食べたはずの息子(現在小学校低学年)が香りを嗅ぎつけやってきて、2匹をペロっと食べてしまった(身だけでなく尻尾が最高においしいとのこと)。

渓流で釣った魚で作る「フレンチ」レシピ:アマゴのガーリックムニエルアマゴのガーリックムニエル(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

それほどアマゴのガーリックムニエルはおいしい料理なので、ぜひご家族と一緒に味わってみてほしい一品だ。「これを食べるために釣りにいく!」といえば、喜んで渓流釣りに送り出してくれる……かもしれない。

ちなみに、スズキやチヌ、ガシラやメバルといった白身魚で作っても非常においしいので、ぜひ海の魚でもためしてみてほしい。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>